京都の夜

夜はちょっと贅沢な懐石料理のお店を予約しました。

 

 

タクシーで先斗町に向かいます。

 

 

京都らしい町並みが広がる場所ですね。

 

 

ここに来るのも25年ぶりでした。

古い町並みの中にもオシャレなお店もたくさん出来ていて時代の流れを感じます。

 

 

せっかくなので「ゆば懐石」を食べさせたくてこちらのお店を予約しました。

「大當両」さん

 

 

鴨川を眺めながらゆっくり食事ができるお部屋を用意してもらいました。

 

 

実はお店側に事前に今回の旅行の経緯、末っ子への思い出作りの意向を伝えていた為、店主自ら色々と準備をしてくれていたようです。

 

 

早速お料理が運ばれてきました。

 

 

こんなかしこまった場所で食事などしたことがない末っ子にはいい社会勉強になったと思います。

 

 

私はここぞとばかりに高級なお酒をいただいちゃいました。

 

 

最後の料理が食べ終わった頃、店主さんが席に来てくれて色々なお話をしてくれました。

すごくお話が上手な方でお互いの身の上話で盛り上がります。

実は店主さんも「婿さん」でした。

東京の大手電機メーカに勤めていた時に、京都の老舗料亭の娘さんと出会い脱サラして後を継いだんだそうです。

私も同じ境遇です。

店主はサラリーマンから料理人の道へ!

私は料理人から自動車整備の道へ!

人生どこでどうなるか本当にわからないものですね~なんて話でついつい盛り上がってしまいました。

ここで衝撃の事実が判明します。

実は末っ子はこの時まで私がどうやってカミさんと出会い、今の会社の社長になったのかを詳しく知らなかったんです。

カミさんや長男が話しているものだろうと勝手に思っていて、今の今まで末っ子には直接話したことがなかったですからね。

末っ子は目を丸くして大人の会話を聞いていました。

最後に店主さんから子供達二人に素敵な言葉をいただきました。

「好きな事は一生懸命やった方がいいです。人生は途中で思わぬ方向転換を強いられることもあります。私やお父様のように!でも好きな事を一度でも一生懸命やった人間はどのフィールドでも活躍できるんです。だから今はやりたいと思うことを全力でやってくださいね!お父様もきっと応援してくれますよ!」

普段なかなか自分の口からは言えないセリフを代弁していただき感謝しかありません。

こんないい加減なオヤジよりも、京都の高級料亭の店主に言われた方が説得力がありますから!

子供達も正座して頷きながら話を聞いてくれました。

本当にいいお店で、ここを選んだ自分を思わず褒めてあげたくなるほどでした。

 

食事の後は祇園間まで散歩してみました。

舞妓さんを見せたくて・・・

 

 

祇園には高級車がたくさん止まっていて、芸者さんがお客さんをお見送りしていました。

舞妓さんもお店の前に整列していていいタイミングでしたね。

 

 

京都で芸者遊び!

男であれば一度は憧れる場所でしょうか?

次に来るときはお金を気にすることなく祇園で遊びたい!なんて本気で思いました。

その為にまた仕事を頑張るしかありませんね。

 

こうして京都の夜は静かに更けていきました。