ボディーメンテナンス

数年前からプライベートで本格的に体を動かす趣味を始めました。

草野球・ソフトバレー・登山・ランニングなどなど・・・

もちろん仕事でも重いものを持ったり運んだりするのでそれなりに体を動かしてはいますが、運動で動かすのとは少し違います。

それでも、デスクワークはほとんどないので体は動かしている方だとは思います。

(ちなみに300坪しかないお店で一日平均8000歩は動いています)

そんな私の体に突然異変が起こります。

 

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3年ほど前に20年以上勤めてくれていた女性スタッフが退職しました。

そのスタッフには売り上げや在庫の入力、電話対応、請求書の整理、月末の棚卸などの事務仕事を全て任せていました。

おかげで私は販売と作業に専念出来てたのですがそうもいっていられなくなります。

すぐに新しいスタッフを探しました。

若い女性スタッフが入り仕事を任せようと思いましたが、なかなかすぐに出来るようにはなりません。

私が常にサポートする必要がありました。

その若いスタッフも1年あまりで退職します。

そうなると当然全ての事務処理を自分がやらなければいけません。

販売をし作業をし、電話対応もしながら書類仕事もしなければいけない日々・・・

全ての業務が出来る人間が私一人しかいないのも問題なのですが、これが中小企業の現実でしょう。

次のスタッフが見つかるまでの半年間、私は毎日16時間は会社にいたような気もします。

 

ある日仕事をしていると左手に違和感を感じました。

お店が終わった後、事務仕事を一人残ってやっていた時です。

突然左手全体がしびれ始めたんです。

最初は気にならないレベルだったのですが痺れは日を追うごとに強くなってきます。

しまいにはパソコンが打てなくなるくらいにまで悪化しました。

すぐに病院に行きました。

原因はストレスと慢性の血行不良とのことでした。

慣れないデスクワークに左の肩甲骨や肩がパンパンに張っていたんです。

 

昔から肩こりなどとは無縁の人間でした。

マッサージチェアに座っても「くすぐったい」と思うくらい健康そのものでした。

そんな私が初めて感じた身体のこり!

年齢と共に体も少しづつ衰えているのでしょう。

仕方がないので義理父に相談したところある整骨院を紹介されました。

義理父も現役時代に同じ症状を訴えていて、私がよく背中や肩をマッサージしてあげてたからです。

早速、紹介された整骨院を訪れました。

街中でよく目にする整骨院

私には無縁の場所だと思ってましたし「一体だれがこんなところを利用するのだろうか?」と不思議に思っていた場所でもあります。

診察台に寝ながら体を見てもらいました。

すると先生から一言「これかなりひどいですよ!もっと体を労わらないと・・・」

こうして私の整骨院通いは2年ほど前から始まりました。

 

今では週に1~2回マッサージと理学療法をきちんと行っています。

すぐに良くなるわけではありませんが、やらないよりはいいかな?という感じで真面目に通っているわけです。

私が通いだすと体育大学で新体操を続けている娘も興味を持ちだします。

日々のハードな練習で腰や背中のはりを訴えていたからです。

結局娘も今では週に1度のペースで通っていたりもします。

 

日々通い続けられているのは先生の存在が大きいかもしれません。

2年間私を担当してくださっているY先生はとても優しくて私の体の事を真剣に考えてくださいます。

私の仕事の事やプライベートの事もすべて把握してくれています。

ですので私の体を軽く触っただけでピンポイントの治療を毎回してくれるんです。

本当にいい先生と出会えたな!と思ってもいます。

 

8か月前、Y先生に野球をしている末っ子の事を話しました。

昨年希望の公立高校に進学し硬式野球を頑張っている末っ子です。

入学した高校の話をしたらとても驚いていました。

なんと!Y先生と同じ高校だったんです。

しかもY先生の弟さんも同じ高校の野球部出身!

こんな偶然ってあるんですね。

家に帰り末っ子にそのことを話しました。

すると・・・

「俺も体痛いから行ってみようかな?」なんて言い出したんです。

2週間後私は末っ子を連れてY先生を訪れました。

早速見てもらいましたが、末っ子の体も日々のハードな練習で体がボロボロになっていたんです。

本人には自覚症状はなかったのですが、今後も野球を続けるうえで日々のメンテナンスが必要と判断され末っ子も通い始めます。

最近ではY先生とよほど気が合うのか?末っ子のほうが通う回数が増えていたりもします。

 

今では義理父、私、娘、末っ子の4名が同じ整骨院を利用しています。

家族ぐるみでお世話になっているから面白いものです。

おかげでお金は凄くかかりますが、日々のパフォーマンスを考えれば必要経費なのかもしれません。

 

先日こんなことがありました。

仕事中に左手の痺れがまた始まったのでインターネットで整骨院の予約をしようとしました。

携帯を操作して予約ボタンを押そうとしたら来客があったので一度画面を閉じました。

30分後再び予約するために画面を開いたら予約したかった時間がすでに埋まっていたんです。

「あ~誰かに取られてしまった~ 残念!」とすごく思いましたね。

その日の夜、お店が閉店し私は事務仕事を会社でしていました。

するとカミさんから電話がかかってきます。

「末っ子を整骨院まで送って欲しい!」と・・・

そこで気が付きました!

私が行きたかった時間に予約を入れたのは末っ子だったんです。

仕方なく一度家に帰り末っ子を整骨院まで送り届けました。

同じY先生にお世話になっている関係で仕方がないことですが、予約を取られた上に送迎までさせられるなんて・・・

私は左手の痺れを感じながらも送り届けるしかありませんでしたね。

おかげで末っ子は凄く気持ちよさそうな顔で帰ってきましたが・・・

 

新しい女性スタッフが入ってくれたので事務仕事の量は以前よりも減りました。

しかし、草野球を始めたりソフトバレーをやったり山登りをしたり、そして昨年から始めたピアノが相変わらず私の左手にダメージを与えている気がします。

特にピアノは1時間ほど集中して弾いていると左手の感覚が無くなることもあります。

何もしないでゆっくり体を休めることも大切なのかもしれませんが、今はやりたいことの方が多くてそうも言っていられませんね。

これからも体のメンテナンスをしっかり行いながら仕事も趣味も全力で楽しみたいと思います。