マラソン大会

毎年盛大に開催されている地元のマラソン大会!

今年も11月に申し込みを行いました。

 

 

コロナ禍では中止されていた大会ですが、昨年から再び開催され今年で54回目を迎えます。

 

 

今から13年前に初めて参加して以来、予定が合えばなるべく参加しています。

 

昔は自分が走ることが目的でしたが、今は違います!

私が代表を務める少年野球チームの5・6年生を走らせることが大きな目的です。

 

 

私の地元には多くの少年野球チームが存在します。

毎年多くの野球チームの子供たちがこの大会には参加しているんです。

普段野球の試合では歯が立たない我がチームの子供たちも、マラソンならワンチャン勝てるんじゃないか?なんて監督と冗談を言いながら参加させてもいます。

 

そこで新年早々子供達にはマラソンの練習をさせます。

私が練習時間に出向いて走り方をとことんレクチャーするんです。

 

ラソンは逆算のスポーツだと思っています。

野球やサッカーは得点を多く入れ勝つことを目的とします。

しかし、マラソンはタイムで順位を競います。

フルマラソンにもなると2時間~5時間走るわけです。

そこで大切になってくるのが「ペース配分」でしょう!

自分の体力、心肺機能、コンディション、疲労の程度を考えながら走らなければいけません。

目標のタイムでゴールするためにはゴール地点から逆算して配分を決める必要があります。

実はこれが非常に難しいんです。

人はその時の気分や周りの状況、目の前の単純な目標に惑わされます。

いかに早くゴールするか?いかに他のランナーを抜かすか?いかに格好よく走るか?

色々な思惑がペースを乱します。

だからゴールから時間や距離を逆算して常に一定のペースで走り続けられるか?が大切になります。

私はマラソンを始めた時、このことを痛感させられました。

山登りも同じだと思っています。

ゴール・下山から逆算して体を前に運ぶ!

ただ走っているだけのスポーツだと思っていたらとんでもないことに気づかさせられました。

 

そんな私の経験を子供たちに徹底的に教えていきます。

常に一定のペースで走り続けること!

途中で苦しくなりペースが乱れない速さを自分で理解すること!

周りのランナーを意識しないこと!

一緒に走りながら一か月近く練習を積みました。

監督曰く「野球を熱心に教えるチームはあるけどマラソンをしっかり教えるチームなんてないよな~」だそうです!確かに・・・

 

5・6年生の子供たちは毎年3キロの部に参加します。

3キロなんて私から言わせれば短距離です。

でも初めて大会に出る子供たちにはとてつもなく長い距離でしょう。

毎年多くの子供たちがスタートからダッシュをして気が付いたらヘロヘロになっていたりもします。

子供達にはその辺をしっかりと指導しました。

しかし!!

今年の6年生は本当に長距離が苦手みたいでして・・・

足の速い子はいるのですが長距離になるとまるでダメです!

また大人顔負けの50~60キロの巨漢も3名います。

不安の中レースが始まりました。

 

参加できない低学年の子と監督・コーチ、保護者は沿道から声援を送ります。

 


一生懸命走る子供たち!

 

 

レースはあっという間に終わりました。

決して褒められたようなタイム、順位ではありませんでしたが誰ひとり歩いたり、リタイヤすることなく完走できたので良かったです。

ちなみに我が末っ子は6年生の時相当早い記録を出しました。

長女に至っては初めて参加させたらいきなり表彰台に上がってしまいました。

やはり幼いころから身体能力が高かったんでしょうね。

 

ゴール後は子供たち全員を誉めてあげました。

みんな本当によく頑張って走りましたよ!

 

さて、小学生の後は中学生の部、一般5キロの部、そして一般10キロの部が待っています。

 

 

いよいよ私の出番です!

 

 

多くの少年野球チームの選手たちは解散しています。

監督やコーチ、保護者が走ることなんてないんです!

しかし我がチームは違います!!

ラソン大会は我がチームの大切なレクリエーションでもあるんです!!!

 

子供たちばかりキツイ思いをさせて大人が何もしないなんて格好悪いじゃないですか!

同じ大会をみんなで共有したほうが思い出にも残ります。

というわけで代表である私がチームの誇りを胸に走ります。

 

10時20分!

10キロの部がスタートしました。

 

 

総勢150名ほどのランナーが一斉に走り出します。

私も軽快にスタートを切りました。

しかし、実はこの時過去に例をみないほどの不安のなかスタートしたんです。

 

 

毎年のようにこの大会に出場しています。

そのため、10月くらいから一応体を慣らすための練習を始めます。

普段から草野球やソフトバレー、登山などで体を動かしているとはいえ、やはりマラソンは過酷です。

10キロと言えどもきちんと準備は必要でしょう。

しかし、今年は練習時間が全く取れませんでした。

仕事が忙しすぎたことと、夜のお付き合いばかりでまともに走っている時間なんてなかったんです。

ラソン大会の4日前に慌てて1度だけ走っただけでした。

 

 

それでも経験と持ち前の根性で走り続けます。

沿道からはたくさんの人が声援を送ってくれます。

そして、我がチームの恒例行事!ハイタッチもみんなが楽しみにしてくれています。

 

 

沿道でチームのみんなが応援をしてくれます。

その気持ちに応えるべく通過する際には必ず一人一人とハイタッチをするわです。

 

 

実はこの儀式・・・ 地味に疲れます。

ペースが乱れますし手にはものすごい抵抗を感じます。

スピードもガクッと落ちます!

今年はこのハイタッチがなんと3回も・・・

それでも笑顔で通過するよう心掛けました。

 

 

練習不足が6キロ過ぎから露呈します。

身体に思うように力が入らなくなり足の感覚も薄くなり始めます。

9キロ地点ではまさかの左足の軽い痙攣!!

正直「まずい!」と感じましたが、最後は気合と根性しかありません。

必死にゴールを目指し最後の力を振り絞ってゴールしました。

 

 

ゴール地点には知り合いの方も多くいて少し恥ずかしかったです。

そして昨年よりも大幅にタイムを落としてしまいました。

不摂生と練習不足はやはり結果に出るものですね。

気合とか根性だけでなんとかなる年齢はとっくに超えているのでしょう!

それでも子供たちはもちろん、チームのみんながこのイベントを楽しんでくれたので良しとしましょう!

 

 

その後は午後から普段通りの練習です。

私も3時間だけ参加して会社に戻りました。

身体はバキバキ、足はパンパンでしたね!

 

 

職場に戻ると色々な案件が舞い込んでいました。

今度は頭をフル回転させて業務をこなしました。

 

午後9時

仕事も無事終わり体を休めたいところではありますが、夜は反省会です。

 



ある意味「拷問」ですが応援してくれたチームの監督、コーチ、そして関係者と1時まで飲んで無事に終了です。

 

翌日は7時からWEB会議でした。

疲れていることは言い訳にはなりません。

自分の意思で出場し、自分の意思で仕事をし、自分の意思で飲んでいるわけですから・・・

体力には自信はありますが、しばらくは体へのダメージが大きそうです。

 

参加された皆様お疲れさまでした。