昨年、個人の方にピアノを習いました。
半年間という限られた時間のなかでしたので、「習う」というよりは「慣れる」と言った感じでレッスンを受けました。
4歳から20歳までダラダラと習い続けていたピアノ。
全くと言っていいほど練習などせず、週に1度教室に行って30分程度弾くだけの16年間。
もちろん発表会前などはきちんと練習はしましたが、のらりくらりとやっていたのでキャリアの割に全く上達はしませんでした。
高校生くらいになるとクラシックには全く興味がなくなり、流行りのJ-POPをポロポロと弾く毎日・・・
コードを覚えたせいで譜読みなどしなくなり、完全に自己流になってしまいましたね。
恩師に「もういいんじゃない!ある程度弾けるようになったし・・・」と言われ教室をやめましたが、どこかで「もっときちんとやるべきだったのでは?」という後悔だけが残っていたのは事実です。
結婚をし子供が生まれピアノに向かうことは20年以上ありませんでした。
しかし、子育てもだいぶ落ち着き再びピアノに向かおうと思ったのが2年半前。
なんとなく弾いてみたら全く指が動かずひどい有様です。
自分の頭の中で描いている旋律とは全く違うことに、違和感と悔しさを感じざるを得ませんでした。
そこで興味本位で個人の先生にレッスンしてもらうことにしたんです。
以前もブログに書きましたが半年間とにかく必死にピアノに向かいました。
忘れていた感覚を取り戻す作業に半年も時間を要したわけです。
「もう自分にはピアノは向いてないかな?」「いい歳こいて何やってるんだろう」なんて思いもあったのですが、それとは別に「せっかく習っていたんだしもう一度チャレンジしてもいいんじゃないか?」「両親が与えてくれたキャリアを無駄にしたくない!」とい思いも溢れてきたんです。
それからは暇を見つけては自宅のピアノに向かう日々が始まりました。
昔買い集めた楽譜を再び開いては弾いてみて、譜読みが出来ず挫折してみてはまた別の曲を弾く日々・・・
それでも思うように弾けません。
そこで私は再びピアノのレッスンに通うことを決意しました。
今回も大きな教室ではなくこじんまりとした所を選びました。
仕事のスケジュールが不規則なのでレッスンの日時に都合を合わせてくれるところを選んだんです。
また、完全に自己流ですので、自由に好きなように弾かせてくれる教室が自分には最適でした。
「モアハーモニー」
横浜駅から歩いて15分くらいの場所にある小さな教室です。
ピアノだけでなく、ギター・ベース・ドラム・サックスなども教えてくれるマルチな教室でした。
早速無料体験レッスンを受けました。
担当してくれるのはH先生です。
非常に個性的な音色を奏でる方でして自分にはピッタリの先生だと直感的に思いましたね。
音楽の趣味や考え方などを色々話し合えるので毎回楽しくレッスンを受けられています。
しかもH先生の従兄弟さんと私が知り合いだったことも判明!
人との出会いはなんて奇妙なものなのか?と思いましたね。
まだまだ通い始めたばかりですがレッスンは月に2回。
自分の弾きたい曲を練習して色々とアドバイスをいただけるので、毎回最高の時間を過ごさせていただいております。
20年ぶりに採譜をしてみたり、昔弾いたお気に入りの曲をもう一度弾いてみたり・・・
相変わらず下手ですがもっともっと上手くなりたい!と今は本気で思ってもいます。
今日も夜な夜な練習に励みます。