大晦日と元日

2023年は12月30日まで仕事でした。

大きなトラブルもなく無事に年内の営業を終えられてホッとしています。

それでもやり残した仕事が山ほどあります。

毎年ですが、12月31日の大晦日は会社に籠ることが多いですね。

 

今年もまずはこちらの作業を9時から開始!

年賀状の作成です。

 

 

事前に印刷業者さんに頼んであった80枚ほどの年賀状に手書きで住所と一言コメントを書き添えていきます。

今年は女性スタッフに住所と宛名を事前に書いてもらっていたので楽ちんでした。

11時頃からは経理を!

12月決算の為色々な確認作業をしておかないと後で困ります。

経費もこの日までは使えるので、購入し忘れたものや計上していないものが無いかを細かくチェックして14時には今年の業務を終えました。

 

その後家に帰ると長男がいました。

正月の期間だけ家で過ごすことになり、本当に久しぶりの家族5人集合です。

そこで、全員でお風呂に行くとこにしたのですが・・・

末っ子は「俺はいかない!」と断固拒否です。

ある日を境に銭湯や大衆浴場に行くのを嫌がるようになりまして・・・

私がスーパー銭湯で深夜のバイトをしていた時は、もらったタダ券で毎週のように一緒にお風呂に入りに行っていたのに、一体何が嫌なのでしょうか?

理由は誰にもわかりませんね。

気を取り直して4人で「万葉の湯」へ!!

 

 

サウナ・露天風呂を満喫したらやっぱり「酒」でしょう!

 

 

帰りはカミさんの運転なので調子に乗って3杯もいただいちゃいました。

 

家に帰ってからは夕飯の準備です。

 

 

晦日ですから私は奮発して普段買えないような高級なお肉ですき焼きをしました。

 

 

高級な日本酒とお刺身も長男と堪能し大満足です。

 

 

紅白歌合戦を見て、日付が変わる頃に近くの神社に初詣に行きました。

昔は家族全員で行ったものですが、毎年「疲れたからもう寝る~」と脱落者が続出しておりまして・・・

今年は元気いっぱいの娘と2人で行ってきました。

 

 

1時頃、自宅に戻り就寝です。

家族全員が一つ屋根の下で寝ている当たり前の生活が、長男が家を出たことで当たり前ではなくなりました。

たった1年でこんなにも変わるなんて・・・

不思議ですね。

ちなみに長男は私の部屋で(もともとは長男の部屋でしたが・・・)私はこの日ばかりは寝床を失い、リビングで就寝です。

リビングで寝るのは本当に久しぶりでした。

 

翌日は5時起床!!

6時自宅を出発し長野県を目指します。

 

 

初日の出は中央高速道路で運転中に見ました。

我が家の毎年恒例行事「元旦初すべり」です。

 

 

子供が幼い頃は毎年必ず元旦はスキーに連れて行ってました。

年末まで仕事ですし、元旦くらいしか出かけられないのが商売人の辛い定め。

晦日や元旦に働いている人も多くいるので私はまだ恵まれている方でしょう。

 

末っ子が5歳くらいから10年以上元旦はスキーに行くのが我が家の恒例行事でした。

 

 

しかし、子供も大きくなりここ数年はその恒例行事も行えなくなりまして、自前のスキー道具は物置に入れっぱなしになっていましたね。

それでも2024年は全員が揃ってスキーに出掛けられます。

出不精な末っ子も「スノーボードをやってみたい!」とやる気満々でスキー場へ向かいました。

 

 

富士見パノラマリゾート

 

 

今年は雪が少なく完全に人工雪での営業でしたが文句は言いません。

幼少期からスキーをきちんと教えているので子供達もカミさんも問題なく滑ります。

しかし!今回末っ子は初めてのスノーボードです。

 



 

実は私も長野県出身の父にスキーを教わりました。

4歳くらいからかなりスパルタで教わりまして、スキー検定も取らされました。

そんな私はスキー以外のウィンタースポーツに全く興味がありません。

しかし、高校生になると友人達は皆スノーボードを始めます。

一緒にスキー場に出かけると少し気まずい感じになっていました。

なぜなら、当時スノーボードとスキーが一緒に楽しめるゲレンデが少なかったからです。

まだスノーボードが普及して久しい時期です。

安全面の観点からスノボ専用ゲレンデ・スキー専用ゲレンデと分けられるところが多かったと記憶しています。

そんな状況で20歳の時、1度だけスノーボードに挑戦をしました。

スキーが出来るんだからスノボも余裕でしょう!と完全になめていたんです。

ところが実際に滑ってみるとその難しさに驚きました。

転倒しまくりゲレンデを転げ落ちるように滑るしかありません。

しまいには顔面を強打して鼻血が出る始末・・・

スキーではどんなに転んでも顔面を強打することなんてまずありません。

基本的には後ろ方向に転ぶので首から上を怪我することなんてあまりないんです。

しかしスノーボードはお尻、背中、腕、顔面と全てが雪に叩きつけられます。

2時間ほど体験してすぐに嫌になりました。

これが最初で最後のスノーボード体験でもあります。

 

 

末っ子がレンタルのスノーボードを借りて滑り出した時、正直不安でした。

あの時の私のように怪我をするのではないかと・・・

教えることが出来ないのでとりあえず見よう見まねでやらせてみました。

すると!!

持ち前の運動神経でなんとなく滑りこなしているではありませんか!!

これには本当に驚きました。

同時に「俺は運動神経がたいしたことなかったんだな・・・」と実感して情けない気分にもなりましたね。

 

 

家族全員で午前中滑りましたが、ここでカミさんと長男がリタイアです。

日頃の運動不足とブランクが一気に体にダメージを与えたんでしょうね。

2人ともすっかり疲れ果ててしまい、食堂でまったりしてしまいました。

 

こうなると元気いっぱいの長女と末っ子に付き合わされるのは私です。

「もっと滑ろうよ!早く早く!」と何本も滑らされました。

 

 

体力には自信はありますが、私も久しぶりのスキーでしたので足がパンパンに張り始めます。

それでも長年のキャリアで何とか滑っていたのですが!!

途中でスノーボーダーに突っ込まれてしまいます。

後ろから「きゃ~危ない~」と声が聞こえたので振り向いた瞬間!

右後方からすごい勢いでスノーボーダーが突っ込んできました。

私は右足を持っていかれたので、左足だけで10メートルくらい態勢を立て直そうと滑りましたが、バランスを崩し右手をつきました。

その時変な態勢になったんでしょう。

右ひじと右の腰に猛烈な痛みを感じたんです。

転倒したスノーボーダーはものすごい勢いで下へ転がり落ちていきます。

急斜面だったこともありコントロールできなかったんでしょう。

心配になりスノーボーダーの近くまで行き、脱げた帽子を渡して起き上がらせてあげたんですが、「痛って~ マジかよ~」という言葉を聞いてちょっとイラっとしましたね。

謝る気配もなかったので「気を付けてね!」と嫌味を言って私は下りましたが、痛みはどんどん強くなります。

下で待っていた娘に「まだ行けるっしょ!行くよ!」と言われて頑張りましたが、あまりの痛さに15時半にリタイアしました。

幸い大きな怪我ではなかったのですが完全な「打撲」でしたね。

「もう帰るの~つまらない!」とわがままを言う娘を説得して元旦スキーは無事終了です。

 

 

レンタル道具の返却をしている時でした!

緊急地震速報が流れ、みんなの携帯電話が激しく音を出します!

すると数秒後に強い揺れが始まりました。

能登半島地震」です。

長野にいたので震度4くらいの揺れは感じました。

TVにはものすごい勢いで揺れる家、倒壊して煙を上げる建物、津波警報、大声で叫ぶアナウンサーが映し出されています。

3/11を思い出すようでもありました。

幸い何の影響もなかったのですが、帰りのことがどうしても心配になりまして・・・

高速道路が通行止めにでもなったら帰れません。

でもすぐに動くと余震も心配です。

そこでしばらくこの付近に留まって落ち着いてから帰ることにしました。

 

車を20分ほど走らせて諏訪湖に向かいました。

スキーで疲れた身体を温泉で癒そうと思ったんです。

その時ある記憶がふと蘇ってきました。

小学2年生の時、父親に連れて行ってもらった温泉のことを!!

 

 

片倉館という温泉で「千人風呂」が有名な老舗です。

湯舟が深くで立って入浴するスタイルの面白い温泉なのですが、当時足がつかなくて入るのに命がけだった記憶が残っています。

その場所に40年ぶりに行ってみたのですが・・・

 

 

元旦は営業時間が短かったようで終わっていました。

 

仕方がないのでそのまま家に帰ること。

地震が心配でラジオを聞きながら高速道路を走りました。

日が暮れて被害の全容が分からない分、心配と不安が募るドライブでもありました。

 

10時過ぎに地元に戻ってきたのですが晩御飯を食べ損ねています。

元旦に開いているお店がなかなか無く、困っていると見つけました。

味の民芸

年越しそばを食べていなかったのでちょうど良いお店です。

家族全員での外食も数年ぶりでしたね。

 

家についたのは11時30分!

本当に疲れました。

手と腰の痛みも残っています。

家族は皆無言での就寝となりました。

 

私は地震のニュースが気になって結局深夜までTVを見ていました。

元旦に地震なんて神様のいたずらにしては過ぎます。

被害に遭われた方々のことを考えるとなかなか寝付けなかったです。

さらに!

北陸方面には私の知り合いが何人か帰省していたんです。

安否を確認したくても遅い時間にLINEをするのも迷惑でしょうし、大変な時にいちいち返信するのも難しいでしょう。

その方々の安否を気にしながら眠りにつきました。