今から24年前の1999年にカミさんと知り合いました。
お互いに干渉しない程よい関係性でラブラブなカップルとは程遠い付き合い方でしたが、それなりに仲良くし続けて気が付けば現在に至ります。
当時私は車の免許を取り、小型車を購入しました。
車の中ではいつも大好きなアーティストの曲を大音量で聞いてドライブを楽しんでいたものです。
カミさんと付き合いだすと助手席に乗せる機会も増えました。
そんな車内でカミさんが必ずかけて欲しい!と持ってきたCDが「 DREAMS COME TRUE」でして・・・
どうやら中学生の頃から大ファンだったようです。
もちろん思春期に大ヒットしていたアーティストですから私も十分に知っています。
しかし、アルバムの中の曲まではあまり知らず、ミリオンヒットのシングル曲を聞く程度だったですね。
それでもカミさんが良く聴いているものだから自然と曲を覚え、どんどん詳しくなっていくものです。
気が付いたらかなりの曲数を覚えていました。
1999年はDREAMS COME TRUEデビュー10周年というメモリアルイヤーでした。
そしてこの年行われた「ドリカムワンダーランド」!
4年に1度、ファン投票によって選ばれた選曲を中心に行われる一大イベントです。
そんなニュースを聞いて私はカミさんにサプライズでライブのチケットを用意しようと考えました。
当時はまだインターネットが普及していない時代です。
基本的にはチケットぴあに直接電話をしてチケットを予約するのが一般的でした。
チケット発売日!
私はアルバイトが入っておりまして、電話を気軽に出来る状態ではありませんでした。
そこで、父親に自宅から電話をかけてもらいチケットの購入をお願いしました。
同時に友人にも500円のバイト代を払ってチケット購入を手伝ってもらいました。
私もバイトの合間をぬって公衆電話から必死に電話をかけます。
しかし!
超人気アーティストのライブチケットなどそう簡単に取れません。
今のように抽選もありませんからとにかく電話が繋がった順でした。
発売開始時間から3時間半が経過したころ、親父からPHSに「とれたぞ~」と連絡が入りました。
私もお願いした友人も全くダメでしたのでまさに親父のファインプレーと言えます。
「彼女と行く!」と伝えると「じゃ~チケット代は俺が出してやる!」なんて言ってくれて、あの時ばかりは親父をちょっとだけリスペクトしましたね。
この年「ドリカムワンダーランド」は夏と冬2回開催されました。
GETしたのは冬のワンダーランドです。
1999年12月26日 東京ドーム公演
私はクリスマスのプレゼント代わりにサプライズでチケットをあげようと思っていました。
しかし!12月24日・25日はもちろんアルバイトです。
何せ稼ぎ時ですからそもそも一緒に過ごそうなんて考えもありません。
どこ行っても混んでますし、そこらへんのバカップルと一緒にされたくもありません。
だからたしかチケットは12月10日くらいにあげました。
「これクリスマスプレゼントね!」と真顔であげたらすごく不機嫌な感じで受け取られたのを鮮明に覚えています。
しかし中身を見た瞬間笑顔になったのもよく覚えています。
1999年12月26日
東京ドームへ向かいました。
実は私もカミさんもドリカムのライブへ行くのは初めてでした。
ドームの3階席の後方で吉田美和が米粒くらいにしか見えない席だったのですが、ライブは非常に面白く二人で思いっきり楽しんだというのが昔の話です。
それから24年・・・
子供が3人とも大きくなり二人ともすっかり中年のおじさん&おばさんになりました。
そんな時、メールであるお知らせが届きました。
「史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2023」先行抽選開始!
私はダメもとでその抽選に申し込みました。
今更カミさんに「一緒に行く?」なんて聞くのも非常に恥ずかしいですし、最悪、二人で行けなくても誰かと行けばいいかな?くらいの気持ちで申し込んだんです。
すると一ヶ月後「当選」のメールが届きました。
家に帰り「ドリカムワンダーランド当たったけど行く?」とさりげなく聞いたところ「それいつよ?スケジュールが分からないから何とも言えないでしょ!」と言われましたが、その口調からおそらく行きたいんだというのはよくわかりました。
で!結局二人で行くことになったわけです。
東京ドームまでは電車1本で行けるようにもなりました。
直通線がこんなにも便利に感じたことはありません。
電車に乗り1時間ほどで東京ドームに到着です。
ドーム周辺で食事を済ませようと思ったのですが、お目当てのお店がまさかの貸し切りで仕方なくハンバーガーを食べました。
早速入場しようと思ったのですが、チケットには入場のゲート名しか書いてありません。
どうやら入場直前まで詳しい座席が分からないようになっているみたいです。
今どきはこんなことになっているか~と感心しながら入場口へ!
QRコードをかざすと座席番号が書いてある紙を手渡されました。
その紙を見た瞬間!驚きました!
野球が好きなので東京ドームはよく行きます。
座席の位置も番号を見れば大体予想がつきます。
紙に書かれている座席番号を見ると・・・
なんと1階のスタンド席ではありませんか!!
すこし興奮気味で座席に着くと・・・
かなりの良席でした!
しかも限りなくセンターステージに近い場所です。
30分ほどカミさんと他愛もない話をしながら開演を待ちました。
ライブはいきなり吉田美和のフライングから始まりまして、会場のボルテージは一気に上がります。
ヒット曲がバンバン流れ、様々な角度からアーティストだけでなくダンサーやセットを楽しむ事が出来るようになっていました。
御年58歳の吉田美和のパワフルな歌唱とパフォーマンスに度肝を抜かれますね。
今回のライブで印象的だったのが、MCの際に中村正人が「みなさん一度着席しましょうか!水分補給してくださいね!あと、トイレ行かれる方は今のうちに~」なんてちょいちょい休憩を挟んでくれたことでしょう。
ドリカムの二人もそうですが、ファンの方も40代~50代です。
適度に休憩を入れて演者もファンも楽しめる演出が非常にありがたかったです。
お言葉に甘えて私もカミさんも途中でトイレに行けました。
ライブの最後にはダチョウ倶楽部の肥後さんがサプライズで登場!
5万人の「ヤー」はとにかく盛り上がりました。
セットリスト
1.A theme of the WONDERLAND
2.次のせーの!で-ON THE GREEN HILL-
3.よろこびのうた
4.大阪LOVER
5.あなたと同じ空の下
6.うれしい!楽しい!大好き!-DOSCO prime Version-
7.G
8.YES AND NO
9.羽を持つ恋人
10.LOVE LOVE LOVE
11.ヒの字
12.やさしいキスをして-DOSCO prime Version-
13.LAT43°N~forty-three degrees north latitude~
14.雪のクリスマス WINTER SONG-DANCING SNOWFLAKES VERSION-
15.晴れたらいいね
16.未来予想図
17.未来予想図Ⅱ
18.ア・イ・シ・テルのサイン~わたしたちの未来予想図~
19.Dont’t You Say…
20.SWEET REVENGE
21.IT’S1 SO DELICIOUS
22.スピリラ
23.決戦は金曜日-DOSCO prime Version-
24.あの夏の花火
-アンコール-
1.朝がまた来る
2.いつのまにか
3.何度でも
4.その先へ
5.さぁ鐘を鳴らせ
ドリカムが大好きな彼女の為に必死でチケットを手に入れて一緒に行ったドリカムワンダーランド1999!
あれから24年、夫婦として楽しんだドリカムワンダーランド2023!
素敵な思い出が自分の中でまた一つ増えた気がします。