1人カラオケデビュー

45歳にして1人カラオケデビューしました!

 

 

人前で何かをするのが本当に苦手で、それを克服すべく様々な場所で訓練を重ねてきました。

最初は5人~10人の前で!

慣れてきたら20~30人の前で!!

さらに慣れてきたら50人の前で!!!

といった具合で徐々に克服してきたつもりです。

昨年は150人の前で1時間近く話す経験もさせていただきました。

40歳を超え、会社の代表をしている関係で様々な場所でこうした経験が増えたことはある意味非常にありがたいことなんです。

こんな感じで話をすることには全く抵抗が無くなりました。

しかし!!

人前で何かを表現するのは相変わらず苦手です。

特に「歌」!!

これは本当に克服するまでに長い年月がかかりました。

ボイトレに通いしっかりと技術を習得し、自分のキーや声質を理解したうえで歌える曲をしっかりと歌う!

ボイトレでお世話になった先生のおかげで(Czuka様です)今では人前で歌うことに少しづつですが抵抗が無くなり始めました。

そんな私でもいまだに苦手な場所があります。

「カラオケBOX」です。

 

 

私も人の子です。

学生時代には友人と放課後は賑やかにカラオケBOXに遊びに行っていました。

あまり歌うことはなかったのですが、その場を盛り上げるのは得意だったと思います。

じゃなんで苦手なのか?

それは小人数、特に2人でカラオケBOXに行った際のあの微妙な空気感です。

どちらが先に歌うか?

どんな曲を歌うか?

部屋での座席の配置はどうするか?

いろいろ気を使ってしまうわけです。

さらに気まずいのは、片方がトイレなどで席を外した場合でしょう。

部屋で一人で熱唱している様はなんだか情けなく感じてしまっていたんです。

若い頃、付き合っていた女性と何度か行きましたが非常に気まずくなってしまい全く楽しめませんでした。

それからというもの率先してカラオケBOXに行くことは全くなかったんです。

 

しかし!時代は変わり今は「おひとり様ブーム」です。

「1人焼肉」「1人回転ずし」「1人旅」「1人ライブ参戦」などはもはや当たり前になりつつあります。

1人カラオケ」の文化もすっかり定着し、みな各々のプライベートな時間を楽しんでいるようです。

それでも1人でカラオケに行くことにはずっと抵抗がありました。

あの何とも虚しい気持ちになるのではないか?

誰かにひとりで熱唱している姿を見られたらどうしよう?

なんて考えれば考えるほど自意識過剰な私にはなかなか難しいアクティビティーです。

 

先日、横浜のとある場所で友人と昼食の約束をしていました。

副業ビジネスでお世話になっている友人なので今後の自分の仕事をどうするか?話し合うためにアポを取りました。

約束の時間に遅れないよう電車で向かっている時にLINEが入りました。

「流行り病の可能性がるので今日はパスです・・・」

実は数日前から体調に異変を感じていたらしいのですが、当日になりドタキャンされました。

幸いその後も予定があったので1人で昼食をとることにしたのですが、ひとり飯なんて15分もあれば済んでしまいます。

牛丼を流し込んで時計を見ると次の予定まで3時間ほどあるではないですか?

「どうしたものか?」と吉野家の前で悩んでいたら目の前にカラオケBOXがありました。

「これは何かのお告げか!」「いよいよデビューしろ!ということなのか?」

気が付いたら私は自動ドアを抜けて受付で会員登録をしていました。

(この時は本当に無意識に入店していたんですよね)

部屋の番号を渡されいよいよ1人カラオケデビューです。

 

一坪ほどの部屋に入りまずは深呼吸です。

いよいよ俺もここまで来たか~と覚悟を決めてとりあえず歌える曲を入れてみました。

折角なので採点機能付きで練習です。

Aメロ、Bメロくらいまでは戸惑いがありましたが、歌っているうちに気持ちよくなったのか?次々と曲を選んでいる自分がいました。

 

結局この日は12曲ほど歌いまして・・・

 

 

点数は散々でしたが妙な達成感だけはありました。

 

こうして45歳の1人カラオケデビューが無事終わりました。

「なるほど!こういうことか!」という妙な納得感もあり非常に勉強にもなりました。

本当に何でもやってみるものですね。

 

ちなみに練習の成果が出たのか?

翌週の行きつけのスナックではなかなかの得点が出ましたね。

 

 

まだまだチャレンジは続きます。