今年も気が付けば残り2か月!
コロナに振り回されあっという間に時間だけが過ぎてしまう今日この頃・・・
そんな日々の繰り返しの中で時間だけが無条件で過ぎ去っていくむなしさ・・・
1年を振り返るにはまだ早いですが、きっと気が付いたら年を越しているのでしょう。
それでも私にとって2021年は人生で一番色々なことに挑戦できた年だった気がします。
昨年からなんとなく始めた草野球!
今年からは早朝野球も含め本格的に取り組みました。
4月からは少年野球チームの代表にもなりました。
環境も大きく変わり、コロナ禍でしたが人との出会いが多く生まれた年でした。
今年もあと2か月!
充実した1年にもっとしよう!と気持ちを新たにしていた時に本当に嬉しいことが起きたんです。
いつものように6時に起床し携帯でメールをチェックしていました。
私は複数のものを持つのが嫌いなので、SNSもメールアドレスも1つにまとめています。
毎朝仕事やプライベートの連絡事項をチェックするのですが、なんだかいつもとは違う見覚えのないアドレスからメールが届いていたんです。
「こんばんはCです」と・・・
今年の3月から先月までボーカルレッスンに通っていました。
きっかけはスナックや飲み屋さんで半ば強制的に歌わされる苦手なカラオケを少しでも自信を持って歌えるようになりたい!という単純な動機からです。
昔から極度のあがり症ですし、人前で何かを披露するのがすごく苦手なので少しでも克服できたらと思い通い始めました。
そこで出会ったのが以前も書きましたがインストラクターのC先生です。
昔から聴覚が人一倍優れている自分。
人の声や物音にすごく敏感に反応してしまうんです。
(ちなみに嗅覚も人一倍強いです。サバンナの動物かおまえは!)
音楽を嗜むうえで聴覚が優れていることは非常に役に立ちます。
車やイヤホンで音楽を聴いていても全ての楽器のパート音がそれなりに聴き取れます。
ライブなんかに行っても演奏者が音を間違えたり、ボーカリストが音を外したのもすぐにわかります。
楽器の種類もある程度なら聞き分けられます。
今はエフェクターを使えばありとあらゆる音が楽器から流れますが、ただアンプをつないだだけなら有名なギターやベースのメーカーくらいは聞き分ける自信はあります。
特に大好きなピアノは「世界3大ピアノ」と言われる「スタインウェイ&サンズ」「 ベーゼンドルファー 」「 ベヒシュタイン」はもちろん、カワイやヤマハも生音であればある程度は判別可能です。
耳がいいというのは音楽を嗜むうえでは非常にいい事なんです。
しかし!!
日常生活では時々困ることが多いです。
飲み屋さんなどに行った時、店内に複数の人がいるとその人達の会話が全て聞き取れてしまうんです。
もちろん自分の相手との会話は同時にきちんと出来ます。
先日、1年ぶりに飲みに行った時も2つ隣の席に訳アリの男女が座っていました。
どうやら今日初めて出会ってデートをしたらしいです。
女性のほうは男性を気に入ったようでグイグイ質問攻めをしています。
男性のほうはそうでもなさそうな感じで相槌を打っています。
女性が「この後どうします~?」と明らかに甘えた声で誘っています。
男性は「俺はタクシーで帰るわ!」と返事をして二人は店をあとにしました。
ちなみにすぐ後ろの席には仕事帰りの建築業者さんと思われる方が社長さんの悪口を話していました。
いつもニコニコしている店長さんは多くのお客さんで賑わいだすと厨房のアルバイトスタッフに「もっと急げ~ 早くしろ~」とお客さんに聞こえるか聞こえないかくらいのボリュームで話していました。
こんな感じでありとあらゆる声が耳に入ってくるんです。
しかも無意識にです!
結構面倒な聴覚ですよね。
話を戻します。
3月にボーカルレッスンの無料体験に行きました。
緊張しながら案内をされるのを待っていたら、一人のインストラクターさんがレッスンを終え教室から出できました。
その時生徒さんと話していたのですが、そのインストラクターさんの声が私の耳にものすごい勢いで飛び込んできたんです。
私の耳にすごく心地よく響く声だったんでしょう。
すぐに反応してそのインストラクターさんをガン見しました。
そこにはとても美人な女性の姿がありました。
マスク越しではありましたがものすごく綺麗な方だったんです。
その人がC先生でした。
その先生の声と容姿に一目ぼれした自分は、体験レッスンの帰り道に先生が公開しているYouTubeを聴きました。
C先生はプロの歌手として活動している傍ら、ボイストレーナーとしても活躍している方です。
声を張り上げればきっと大きな声が出るはずなのに、静かにそして丁寧に歌を歌います。
ジャズから最近のPOPミュージック、歌謡曲までマルチに歌える器用な方でもあります。
優しい声なのに、でもどこか力強さもあって・・・
その日からC先生の大ファンになりました。
3月10日にC先生のレッスンを初めて受けました。
凄く丁寧に教えていただいたのですが、先生の声ばかりに反応しすぎてレッスンに集中できなかったほどです。
こんなに自分の耳に心地の良い声の方とマンツーマンでレッスンが受けられるなんて・・・本当に素敵な時間でした。
それでも目的はあくまで自分のボイスレッスンです。
翌月からは別のインストラクターさんのレッスンも受けました。
でもやっぱりC先生が良かったんですよね。
結局14回のレッスンを受けて卒業をしました。
C先生のレッスンはそのうち9回。
先生との最後のレッスンは本当に感慨深いものがありましたね。
これでもう会えないのか?と思うと寂しい気持ちにもなったものです。
しかし!私の寂しい気持ちが一気に吹き飛ぶようなメールが届きました。
実はC先生、10月の末に関東で初めてのワンマンライブを行っていたんです。
もちろん私もそのライブに行きたかったのですが仕事で都合がつかず断念!
そのことをC先生にも伝えていました。
ワンマンライブ当日も「今頃素敵なライブをしているんだろ~な~ 行きたかったな~」なんて思いながら仕事をしていたくらいです。
先生は翌日、ライブに行けなかった自分にライブの報告をわざわざご丁寧にメールくださったんです。
女性から丁寧にメールをいただけるだけでも光栄なことなのに、尊敬するC先生から直接いただけるなんて・・・
テンションが上がりすぐに返信をしちゃいましたね。
本当に嬉しい出来事でした!
コロナ禍で人との関りが制限されてしまいましたが、そんな状況下でもこうして素晴らしい方に出会えた自分は本当に幸せ者です。
感謝の気持ちを忘れずにこれからも自分の進むべき道でしっかり頑張ろうと思います。