私が追いかけているアーティスト「Czuka」
ボイトレでお世話になってからのご縁ですが、コロナが収まり精力的に本業であるアーティスト活動を再開しております。
そんなCzukaが地元大阪でライブを行うとの情報を聞きつけ、大阪行きの計画を立てました。
偶然にも昨年末に大阪で商売をしている経営者仲間と「来年は絶対に大阪で会おう!」なんて約束をしていたので一石二鳥です。
しかし、私にはお休みと言う概念がありません。
毎日仕事に追われている為、簡単には休みなんて取れない身分です。
仕事のスケジュールを何度も確認して調整をしてみましたが、やはり私に与えられた自由時間は18時間余りです。
こうなれば限られた時間内に出来ることをするしかありませんね!
得意のスケジュールぎっしりの大阪日帰り弾丸ツアーを計画しました。
まずは新幹線で大阪に向かいます。
朝なるべく早い時間を取りました。
車内で早くも一杯やっていたらあっという間に大阪に到着です。
大阪駅に迎えに来てくれた友人と合流し、まずは大阪観光からスタートです!
すぐさま大阪城へ!
この日は大阪国際女子マラソンが開催されていました。
同時に市民マラソンも行われるらしく、大阪城公園には朝早くからすごい人が集まってましたね。
実は大阪に来るのは35年ぶりになります。
小学校の時に家族旅行で来て以来です。
久しぶりの大阪城!
その昔ラグビーの平尾選手にここで会った懐かしい記憶が甦ります。
少し前にお亡くなりになりましたが、あの日見た平尾誠二のカッコ良さは子供心に強烈でした。
大阪城の中に入り、大好きな歴史的史料にテンションがますます上がりました。
天守閣からの眺めも気持ちよかったです。
大阪城の後は新世界に!
朝っぱらから串揚げとビール&ハイボールでご機嫌です!
通天閣に登ろうと思ったのですが、友人が「あんなとこに何もないで!」と言うのでやめました。
少し酔ってしまったので酔い覚ましですぐ隣の天王寺動物園に入りました。
友人も小学校以来だったみたいで「ずいぶんと綺麗になったもんやな〜」と驚いてましたね。
オッさん2人がほろ酔いで家族連ればかりの動物園に乗り込むなんて・・・
滑稽な話です。
午後からのライブまでまだ時間があるので、新世界からタクシーに乗ってあべのハルカスに向かいました。
目的はもちろん展望台です!
友人には「横浜にはランドマークタワー、東京にはスカイツリーがあるのになぜ大阪まで来て登るん?面白い人やねー」なんて言われましたが、実はランドマークの展望台よりも当然あべのハルカスの方が高いです。
スカイツリーはもちろん一番高いですが、行くのに時間が意外とかかりますし、値段がとにかく高い!混んでいる!
で今日まで一度も登ったことはありません。関東人なのに(笑)
せっかく大阪まで来たので登らせてもらいました。
展望台へのチケットを自動発券機で購入したのですが、私はなぜか「セット券」というボタンを2名分押してしまいました。
展望台入り口に併設されている美術館とのセット券の様です。
よく見ると「不思議の国のアリス展」?
全く興味がないのにも関わらず、せっかくなのでオッサン二人で入場!
メルヘンの世界に酔いしれようと思ったのですが、酔っ払い二人には無理でしたね。
その後は友人と別れていよいよCzukaのライブです。
ライブハウスがある最寄り駅まで地下鉄で行きました。
出口を出た時です!
沿道にたくさんの人出が!
そうなんです。大阪国際女子マラソンがまさに今この瞬間開催されていました。
せっかくなので沿道で待つこと5分!
選手たちが通り過ぎていきました。
マラソンが大好きな私の父はきっとTVを見ていることだろう?と思い電話を掛けたら案の定TV中継を見ていまして・・・
TVに写るつもりは毛頭ありませんが、マラソン中継あるあるだと思いTVカメラをついつい意識してしまいました。
ランナーが通り過ぎるのを見届けてライブハウスへいざ入場です!
Czukaがすぐに出迎えてくれて、一人で遠征して不安だった私には本当に嬉しかったです。
この日も一番前の特等席に座らせてもらいました。
ビールを飲みながらライブのスタートを待ちます。
するとCzukaから「動画を撮ってもらえますか?」と携帯を手渡されました。自称Czukaのマネージャーを勝手に名乗っている自分にとって、この仕事は実にやりがいを感じます!(といっても録画ボタンを押すだけですが・・・)
今回のライブをわざわざ大阪まで観に行った目的はCzukaの歌声はもちろんですが、バックバンドのメンバーさんにもあります。
昨年の6月にCzukaのバースデーライブに長男と行きました。
その際に演奏をしてくれた2名の男性に私は一目惚れならに一耳惚れをしました。
ピアノ奏者「杉浦潤」さん そしてクラリネット奏者の「宮脇惇」さん。
この2名の演奏を聴いた時の衝撃は凄かったんです。
特にクラリネットなんて高校生の時、ブラスバンドの発表会でしか聞いたことなかったんですし、ましてやクラリネット単独で聴くなんてことは生まれて初めてだったんで本当に感動しました。
杉浦さんのピアノも独特のリズム感と力強いタッチが本当に気に入りました。
そんな2名と一緒に行われるライブ!
今回はウッドベースの加藤哲平を迎え豪華なバンド編成でのライブと聞いておりました。
大阪まで行く価値が十分あると思いましたね。
また、これは後で調べてみたのですが、このライブハウスに置いてあるピアノはディアパソン(DIAPASON)でした。
かつて浜松市に存在していたピアノメーカーです。
ヨーロッパのピアノに負けないものを国産で作ろう!という強い熱意をもとに作られたメーカーでして、ピアノが好きな人なら知っているメーカーでもあります。
特に「一本張り調弦方式」というクラシカルな弦の貼り方を採用していた数少ないメーカーでして、かつて東京芸術大学のピアノはそのほとんどがディアパソンだったとも言われています。
現在はカワイが買収し製造販売を手掛けておりますが、そんなピアノの音色を聴けるチャンスはあまりありません。
今回の大阪でのライブには盛りだくさんのお楽しみが詰まっていたのです。
お客さんが20名ほど集まりいよいよライブが始まりました。
細かな感想は書き始めるとキリがないので割愛しますが、本当に素晴らしいライブでした。
クラリネットの音色はもちろんですが、杉浦さんのピアノが本当に格好良くて・・・
あんな風に弾きたいな~
どうしたらあんなに素敵な演奏が出来るんだろう?
なんていつも思ってしまいますね。
Czukaの素晴らしい歌声はこの日も健在!
初披露の曲もたくさん聞けて本当に癒されました。
大満足のライブでしたね。
ライブは16時過ぎに終わったのでそのまま道頓堀へ向かいました。
Czukaお勧めの「あっちち本舗」のたこ焼きを食べたり
ラーメンを食べたり
お腹いっぱいになりながらブラブラ歩いていたら、ある場所を思い出して足を運びました。
法善寺横丁
35年前に家族旅行でわけもわからないまま連れてこられた場所です。
そして、ここで実に大阪らしくない「夫婦善哉」なるものを食べさせられました。
今でこそ「夫婦善哉」が織田作之助の短編小説の舞台になっていること、石川さゆりの歌で有名な事は分かりますが、当時小学生だった私には本当に退屈な時間だったことをよく覚えています。
熱海に行って「お宮の松」の銅像の前で写真を撮らされるような感覚でしょうか?
しかし、あらためてこの地を訪れると当時とは違った感覚で楽しめるものです。
もちろんお店にもお邪魔して名物の「夫婦善哉」をいただいてきました。
当時の記憶が鮮明に蘇ってくるものです。
しかし、私の記憶とお店の雰囲気が当時とは明らかに違いました。
そこで私は店員さんに「35年前に来たものです。当時とは建物が違う気がするのですが変わりましたか」と聞きました。
するとやはり10年以上前にお店は建て替えられたそうです。
「35年前のことなんてよく覚えてますね?」と言われて自分が逆に驚いたりもしましたね。
店員さんが「せっかくなので当時の写真を見ていきませんか?」と奥に案内してくれました。
お店の奥には当時の写真が飾られていて、本当に懐かしい気分になりましたね。
新幹線の時間まであと2時間ありましたので、ここで午前中一緒にいた友人に電話をしてみました。
すると「まだいるの?俺も近くいるからもう一度合流しよう!」と言われ再度合流し、友人の行きつけの飲み屋さんで大阪の最後の思い出を作りました。
21時過ぎに新幹線に乗り、最終電車で自宅へと戻ってきました。
18時間近く動きっぱなし!飲みっぱなし!遊びっぱなし!の素晴らしい旅でした。
連休なんて簡単に取れない私にはこんな楽しみ方しかできないのです。
また仕事を頑張るとしましょう!
ちなみに次の日に万歩計を見たら・・・
凄く歩いていました。
体力って本当に大事ですね。