44歳

44歳になりまして・・・

相当オッサンになったもんだとただただ思うばかりですね。

 

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誕生日なんてこの歳になるとハッキリ言って「どうでもいい!」とさえ思えます。

誰かに盛大に祝ってもらおうとか、プレゼントが欲しいとか1ミリも思いません。

それでも多くの方に「おめでとう」と祝福していただけたのでそれはそれはありがたい話です。

 

幼少期、私の誕生日はとても質素でした。

1月の31日なんて中途半端な日に生まれたこともありますが、なんとなく周りの人間がみんな忙しかったのでしょう。

特に共働きの両親は翌月の準備などもあったんでしょうね。

誕生日が日曜日でもない限り盛大にお祝いしてもらうなんてことはなかったです。

毎年ケーキぐらいは用意してもらっていましたけど・・・

 

一番印象に残っている誕生日は10歳の時ですかね?

その日は両親の同僚の方々が家に来て珍しく盛大にお祝いしてもらう予定でした。

そのことを事前に聞かされていたので、数日前からすごく楽しみにしていたんです。

しかし!

その日はまさかの大雪!

ケーキを買いに行くことはもちろん、誰も誕生日会に来れずささやかなお祝いをしてもらいました。

この時になんとなく悟ったんだと思います。

「俺ってもってない」と・・・

 

思い返せば44年間、他の人がうらやむような幸運に恵まれたことなんてほとんどありません。

くじ運は昔から最低で宝くじはもちろん、ギャンブルも連戦連敗!

ラクルで素敵な事なんて起こったためしがありませんね。

だから何をするにも周到な準備と綿密な計画を立てるようになったんだと思います。

常に「奇跡やミラクルは絶対に起こらない!」と自分に言い聞かせて過ごしています。

 

それでも私も人の子です。

「今日なんかいいことないかな~」とか「偶然にもラッキーなこと起こらないかな~」とか心のどこかで考えてしまいます。

そのたびにもう一人の自分が「おいおいそんなことは考えても無駄だぞ!」とまた我に返らせてくれます。

なんでしょうね。本当に昔からもってないんですよ。

 

先日久しぶりにおみくじを引きました。

占いとか予言とか非科学的なことは信じない性格なんですが、なんとなくその時は運試しをしてみたくなったんです。

結果は「末吉」

書いてあることもいつも自分自身に言い聞かせているようなことばかり!

ある意味当たっているのかもしれませんね。

 

昨晩、珍しくカミさんから「明日は何か食べたいものある?」と聞かれました。

とりあえず「お酒とおいしいおつまみがあればいい」と答えましたが、「高級ステーキが食べたい!」とか「高級なお刺身が食べたい!」とかリクエストした方がよかったんでしょうか?

せっかく気を使って聞いてくれたのに気の利いた返事もできない44歳のオッサンは今日も相変わらず仕事を真面目にするだけでしょう。

 

そういえば10年以上前から44歳になったらやろうと決めていることがあります。

四国八十八か所お遍路」です。

44という数字があまり縁起が良くないのでこの歳になったら行こうと決めています。

特別な信仰心とが願掛けなどはないのですがとりあえず行く予定でいます。

それだけが今の楽しみですかね。

 

人生もおそらく残り半分を切っていることでしょう。

あまり大きな期待をせず、堅実に真面目に当たり障りなく生きて行ければいいと願った誕生日でした。