SHE'Sの武道館ライブに行ってきました。
3年ほど前に聴いてからすっかりファンになってしまったピアノロックバンドです。
今年はデビュー10周年ということでアニバーサリーイヤーを飾る最後のイベントが武道館でのライブでした。
SHE'Sにとっても、ファンにとっても初めての武道館ライブ!
私のようなにわかファンが参加していいものか?少し躊躇いはありましたが一度生で聴いてみたかったので参戦してみました。
一応責任のある立場なのでこのご時世に大勢が集まる会場に行くことは非常に悩みましたが、好奇心が勝りましたね。
武道館に到着すると大勢のファンが集結していました。
そしてそのほとんどが若い人たちです。
とくに女性が多かった印象ですかね。
そこに40を超えたオッサンが1人乗り込むわけですから、別の意味で緊張してしまいました。
席は東側の2階席の後方。
私はこれまで数々のライブに足を運んでいますが、大声を出したり体を大きく揺らしたりするような聴き方はあまりしません。
若い頃は隣の人に迷惑になるくらい騒いだりはしゃいだりして楽しんでいましたが、30歳を過ぎた頃からは一人静かにその音に耳を傾けて楽しむのが今の私流です。
この日も一人静かに着席したままじっくりと堪能していました。
2階席の後方だった為、他にも座って楽しんでいる人が多かったので少しホッとしたりもしましたね。
(この歳で2~3時間立ちっぱなしは正直辛い!)
武道館はほぼ満席でした。
色々な事情やコロナを考慮して遠慮した人もいるのでしょうが、目立つような空席はほとんどありませんでしたね。
開演時間の7時ピッタリにライブは始まりました。
大音量で生演奏を聴くのは本当に久しぶりでしたね。
楽器の音はもちろん、演奏者の息づかいまでハッキリと聴こえてきました。
思わず「お~」と歓声を上げたくなるくらいワクワクする瞬間でしょう。
今回のライブではファンの方々のお行儀の良さが好印象でした。
誰一人大きな声を出すこともなく、皆自分の思い思いの形でライブを楽しんでしましたし、前列や後列の人に気を使い声を掛け合う場面も見られました。
若い子達の「みんなで楽しもう!」という意識が強かったライブだったと思います。
ちなみに自分が20代の頃はライブに行ったらとにかく「自分が楽しんだもん勝ち!」みたいなところがあって、後ろや前の人の事など全く気にしていなかったと思います。
みんな偉い!
私のもう一つのライブの楽しみ方は観客観察です。
ライブ前には多くの若い方が目を輝かせて開演を待っていました。
その表情はクリスマスの朝にサンタさんからのプレゼントを開ける子供の様です。
皆笑顔で本当に楽しそうにしている姿にこちらも幸せな気分になりました。
そして若いカップルが多くて、仲良さそうに笑顔で会話する姿にもほっこりもしました。
ライブが始まってからはさらに皆目を輝かせて本当に楽しんでいるのが分かります。
同じ時間に大好きなアーティストの曲を同じ思いで聴く!
この一体感というか同調性がライブの醍醐味なのでしょう。
こんなところにオッサンが1人ポツンと座って聴いているのが少し申し訳なくも感じました。
終演後も分散退場にみんな協力していましたし、きちんと整列して九段下の駅へ向かう姿も好印象でした。
アーティストもファンも純粋に音楽を楽しめたいいライブだったと思います。
セットリストは以下のとおり
①追い風
②Maspuerade
③Un-science
④Over You
⑤Do You Want?
⑥In Your Room
⑦If
⑧Ugly
⑨Delete/Enter
⑩ミッドナイトワゴン
⑪White
⑫Letter
⑬Chained
⑬Clock
⑭Ghost
⑮Blue Thermal
⑯Imperfect
⑰Dance With Me
⑱The Everglow
⑮Stand By Me
アンコール
⑯Voice
⑰Curtain Call
ピアノロックバンドらしい激しさも、しっとりさもあるライブでした。
これからも応援していきます。
お疲れさまでした。
余談ですが、武道館に来ると毎回この曲が頭の中に無意識に流れ始めます。
この日この曲を口ずさみながら九段下の駅に向かった人間は間違いなく私だけでしょうね。