先日少年野球チームの練習試合がありました。
基本的に、監督さんやコーチの方々が試合の段取りをしたり、メンバー決めや試合中の作戦を仕切ります。
私はただ見ているだけのお飾りではありますが、チームの代表という肩書があるものですからユニフォームを着てベンチ入りするわけです。
野球にはソコソコ詳しい自分ではありますが、そこは黙って子供たちを見守るだけです。
ただ、小学2年生が2名おりますので、その子達の面倒を見る仕事だけはきちんと果たしましたかね?
緊急事態宣言中は大会も練習試合もなかなか組めなかったので、久しぶりの試合に子供たちだけでなく大人もワクワクしました。
結果はボロ負けでしたがそれでも新たなスタートを切れたような気がして清々しい気分で会場をあとにしましたね。
試合後監督さんが「久しぶりに反省会に行きますか~」と言ったのでそのまま行きつけの居酒屋へ行くことになりました。
この居酒屋さんに行ったのは実に一年ぶりでした。
コロナでお店が長いこと休んでいたり、時短営業だったからです。
お店に入ると店主が満面の笑みで出迎えてくれまして・・・
週に1度は行っていた店なのですがなんだか少しだけ緊張してしまいました。
いつも座る席に案内されると非常に懐かしい気分になるものです。
たった一年でこんなに懐かしさを感じるなんて・・・
歳でしょうか?
1年ぶりにジョッキに入った生ビールを飲みました。
1年ぶりにちゃんとした盛り付けられたおつまみを食べました。
1年ぶりにボトルも入れました。
なんだか全てが新鮮でして・・・
人間1年も経つと忘れてしまうのですね?
調子に乗って生中4杯と酎ハイを5杯も飲んでしまいました。
5時くらいから飲み始めたのですが、7時くらいには多くのお客さんが入ってきて店内はあっという間に満席に!
すると何でしょうか?
なんだか妙な罪悪感が芽生えるものです。
いわゆる「3密」と呼ばれる状況に自分がいることに違和感を感じるんですね。
すぐに2件目に行くことにしました。
2件目のバーも週に1度は行っていたお店です。
そこは空いていたので結局4杯ほど飲んで気持ちよく帰宅しました。
飲み屋さんもコロナで大変な思いをしていたはずです。
協力金が入るとはいえ、自分の仕事ができない状況に我慢の連続だったはずです。
お金さえ入ればいい!という感覚でやっているお店はほとんどないと思います。
働かないでもお金が入る状況は一見幸せそうに見えますが、そんな状況が一年も続くと商売をしている人にとっては苦痛以外の何物でもないと思います。
お客さんに美味しいお酒を飲んでもらいたい!
お客さんに美味しい食事を提供したい!
お客さんに癒しの空間を提供したい!
お客さんにとにかく喜んでもらいたい!
その志があったからこそ商売を始めたはずです。
自分も商売をしていますし、昔飲食の世界にいましたからその悔しい気持ちは痛いほどわかります。
新型コロナウィルスの感染拡大も気持ち悪いくらいのスピードで収束に向かっています。
第6波が来る可能性はまだまだ十分にありますが、悪夢のようなこの1年がもう一度訪れることがないよう一人一人が日々気を付けながら生活をしたいものです。
昔の生活に徐々に戻れることを期待しながら・・・