少年野球チームのリクリエーション 鋸山

私が代表を務める少年野球チームのレクリエーションイベントを毎年年初に行っております。

野球未経験者の私はお手伝いは出来ても指導は出来ません!

そんな私が子供達に出来ることは「今まで経験したことのないような体験をさてあげること!」くらいでしょう。

私の趣味の1つでもある「登山」を毎年のレクリエーションに取り入れていて、今年も子供9人、保護者&コーチ7名を引き連れて出かけてきました。

 

 

11月に下見に出掛けた「鋸山」へ!

 

久里浜港からフェリーに乗り金谷港へ!

そのまま目の前の鋸山に自力で登ります。

 

 

最初は弱音を吐いていた子供達も途中でエンジンがかかってきたのか?

どんどんスピードを上げていきます。

最後まで弱音を吐き続けていたのは保護者の方でした(笑)

 

 

名物の地獄のぞきを堪能して綺麗な景色を見たら下山です。

 

 

もの凄いスピードで駆け下りていたので引率が本当に大変でした!

 

 

午後一番のフェリーに乗り再び横須賀に戻ります。

 

 

急いで別の場所へ移動します。

 

「ソレイユの丘」です。

 

 

朝からフェリーに乗り、山を登り、また帰って来て疲れ切っている大人達をよそに、子供達はまだまだ元気いっぱいです!

普段からしっかりと練習をして基礎体力をつけている証拠ですね!

 

 

おのおのアスレチックやゴーカート、遊具で閉演時間まで遊んでいました。

 

 

帰りの車は本当に静かです!

 

 

きちんと親もとへ送り届けるために、ハンドルをしっかり握り無事に帰ってきました。

これにてレクリエーションは終了です。

6年生は卒団間まであと2か月余り・・・

最後まで楽しい思い出を作って送り出したいと思います。

 

実はこの日、末っ子も参加をさせました。

子供達の引率のお手伝いです。

自身がお世話になった少年野球チーム。

今では先輩として時々後輩の面倒を見たり指導に当たってくれています。

普段私の言うことをなかなか聞かない子供達ですが、末っ子の言うことはきちんと聞くんです。

「なんで俺の言うことは聞かないのに・・・なぜ?」と聞いてみたら「だって野球めちゃくちゃ上手いもん!」と言われました。

子供は正直ですね!

末っ子の成長を感じた一日でもありました。

 

夜はコーチ陣で打ち上げを行いました。

実はこの日の夜は非常に重要な飲み会だったんです。

 

 

私が代表を務める少年野球チームは今から17年ほど前に結成されました。

昔から活動しているチーム、強豪チーム、非常に設備や人が充実しているチームが私の住む地域にはたくさんあります。

しかし!

それらのチームが必ず「いいチーム」とは限りません。

監督やコーチ、はたまたチームメイトとそりが合わず辞めてしまう子も多いです。

基本的に少年野球は同じ地域での移籍はご法度です。

そのため野球を続けたいのに続けられない子がたくさんいます。

そんな子供達の受け皿になるべく結成されたのが私のチームです。

我がチームは地元の野球連盟にあえて加入していません。

そのためどんな子供でも入ることが出来ます。

また、少年野球でよくある「お茶当番」「コーチへの心づけ」「車出し」などは基本的に強制していません。

監督・コーチがその大半を行います。

そのため親は家でゆっくりしていても大丈夫なんです。

土・日仕事の家庭も安心して子供を預けられます。

だから今でも片親の子、障がいがある子、訳ありの子を受け入れています。

そんなチームを作ったのが現在の監督と私の前に代表を務めていたHさんでした。

 

2人で協力しながら12年ほど順調に活動をしていました。

しかし!Hさんの生活環境が大きく変わる出来事が起こります。

Hさんはチームを離れる決断をしました。

監督さんはそのことに納得がいきません。

何度も話し合いが持たれましたが、監督とHさん双方の想いはなかなか理解し合えず、中途半端なままHさんはチームを去ってしまいました。

本当に仲の良かった2人。

末っ子がお世話になっている頃から知っているので、こんな形で2人が離れてしまうなんて私には残念でなりませんでしたね。

その後、別の人間が代表を努めましたが不祥事により更迭。

その後私がバトンを受け取ったわけです。

 

Hさんとは個人的には会っていました。

お客さんとして私のお店に来てくれることもありましたし、時々LINEもくれていました。

そのたびに「あいつは元気しているか?子供達はどうなっている?」としきりに聞いてきました。

中途半端な離脱になってしまいましたが、気持ちはずっと繋がっているようでもありました。

そして私は水面下で動きます!

「いつかこの2人をもう一度引き合わせよう!」と・・・

しかし、コロナもあり私の計画はなかなか進展しないまま4年もの歳月が流れてしまいました。

この日、私は計画を実行に移します。

夜の打ち上げにサプライズで呼んでみたんです。

最初は乗り気でなかったHさんも私の熱意に負けたのか?飛び入りで参加してくれました。

参加することを一切知らされていない監督とコーチ陣・・・

Hさんの突然の登場にみんな驚きを隠せませんでした。

最初はすこしギクシャクした空気感はありましたが、20分も酒を飲み交わせば4年前の楽しい時間と雰囲気が再現されるものです。

結局深夜の2時までみんなで大盛り上がりでした。

監督とHさんもこれですっかり元どおりです。

私はあまりの嬉しさに涙をこらえるのが精一杯でした。

 

 

少年野球を通じて本当に素敵な人達に出会えました。

可愛い子供達にも元気をもらえます。

学ぶこともたくさんあります。

これからも自分の出来る精いっぱいのことをしていこうと強く思った夜でもありました。