競馬と麻雀

パチンコ&パチスロと並行して競馬と麻雀にものめり込みました。

 

 

競馬は大学生になって初めて覚えました。

私が当時通学で使っていた電車はJR南武線

立川駅から登戸駅まで毎日のように乗っていたのですが、この電車が私を自動的に競馬の世界へ引きずり込んだのは間違いないでしょう。

南武線は通称「ギャンブル電車」なんて呼ばれていました。

立川には「立川競輪場」と「JRA場外馬券場」、多摩川をこえたあたりには「多摩川競艇」、川崎の方に行けば「川崎競輪」、そして・・・

あの有名な「東京競馬場」も府中本町駅にあるんです。

毎日電車に乗ると耳に赤鉛筆をひっかけて競馬新聞を読んでいるおじさま方が大勢いました。

特に土日ともなると乗車しているほとんどの人がギャンブルを楽しんでいる人ばかり!

そんなおじさま方を毎日目にしていたら興味が湧かないはずはありません。

 

18歳の時に初めて友人と「東京競馬場」に入りました。

土曜日の午後でした。

授業が終わりそのままふら~っと行ったのが全ての始まりでしょう。

初めてみる大きな競馬場の施設!

たくさんの人!

大歓声!

そして何より目の前をものすごい迫力で走り去る競走馬のカッコよさに心奪われました。

 

 

それからというもの、毎週かならず足を運んでいたと思います。

競馬はパチンコとは違い、レースの時間が決められています。

また、馬券は1口100円から購入できます。

無計画で江戸っ子気質な私には少ないお金で長時間遊べる健全な賭け事でした。

競馬新聞を毎週買い、レースを予想。

そのまま競馬場へ行き馬券を購入。

予想が当たるたびに興奮を覚えたものです。

 

慣れてくると馬券を購入する金額も多くなりました。

1口1000円~3000円ツッコむこともざらでしたね。

当然素人なので収支はマイナスだったと思います。

 

そんな私が一番得意だったのは「夏競馬」

毎年7月~8月にかけて開催されている若い競走馬たちのデビュー戦です。

とくに函館競馬場福島競馬場新潟競馬場、札幌競馬場で行われるレースは的中率が抜群に高かったです。

レース実績のあまりない新馬達のレースは予想が難しいと言われていますが、なぜか私にはピンとくるものがあったんですよね。

東京競馬場と同じ左回りの新潟競馬場でのレースは連戦連勝でした。

 

そんな私が競馬から足を洗うレースがありました。

1998年11月1日に東京競馬場で行われた第118回「天皇賞 秋」です。

この日、競馬場内の特等席で観戦するために、友人4人と深夜の2時から徹夜で並び開場を待ちました。

開場と同時に4人は猛ダッシュ

いつも座っている2階席の中央部を陣取ったんです。

この日の軍資金は15万円!

私は1レースから馬券を買っていましたが、思うように当たらずイライラしていました。

その横で友人達は地道に軍資金を増やしていったんです。

そしてメインの天皇賞秋が始まります。

この時の一番人気は「サイレンススズカ」!

私は先行逃げ切り型のいわゆる「逃げ馬」が昔から好きで、サイレンススズカは特に好きな馬でした。

圧倒的1番人気!

武豊騎乗!

そして左回りの東京競馬場で先行馬が1枠1番!

圧倒的勝利を誰もが確信している状況でした。

その時の単勝オッズはなんと1.2倍!

私は迷うことなく単勝に10万円を突っ込みました。

これで自動的に2万円の利益が出るのは間違いなかったからです。

 

レースが始まりました。

予想通りサイレンススズカはものすごいスピードで先頭を走りだします。

後続に8馬身差をつけさらに加速していきました。

しかし!

第3コーナーに差し掛かったあたりで急に失速します。

原因は左前脚の骨折でした。

結局サイレンススズカはレースを棄権し、結果的に予後不良と判断され安楽死となりました。

私の大勝負は2分ほどで終わったのです。

この時の何とも言えない気持ち・・・

悔しさと絶望感・・・

そしてサイレンススズカ安楽死・・・

あれだけ夢中になっていた競馬への熱意が一気に冷めた瞬間でした。

 

 

その日以降、私が東京競馬場に足を運ぶことはなくなりました。

もちろん有馬記念宝塚記念など大きなGIレースはその後も場外馬券場で購入することはありましたが、結局フェードアウトしていきましたね。

その代わり、弟がその後どっぷりと競馬にハマりました。

昔から非常に頭のいいやつで、馬の名前はもちろん、過去のレース結果、血統まで完璧に暗記していました。

あの時の弟の熱量は本当に凄かったと今でも感心します。

 

競馬以上にハマったのが麻雀でしょう。

 

 

大学1年生の時に友人から初めてルールとやり方を教わりました。

最初は全く分からなかったのですが、2ヶ月も経つとどんどん理解し勝てるようになってきます。

大学生=徹夜麻雀

イメージ通りの大学生でした。

授業やバイトが終わるとすぐに友人宅や雀荘に行き8時間以上打っていましたね。

そのうち、一人で雀荘に通うようにもなりました。

見ず知らずの人と打つ緊張感!

雀荘のおばちゃんと打つ楽しさ!

そして何より自分が上がった時の爽快感!

こんなゲームを発明した大昔の中国人は本当に凄いと思います。

一番記憶にあるのは、新宿でバイトをしていた時に出会ったちょっと怖い人たちと雀荘で打った時の事でしょう。

4時間ほど打ちましたがボロ負けしました。

それが悔しくて翌日もその翌日も私は手合わせをお願いに行きました。

そのうち、「お兄ちゃん度強あるな~ うちの会社で働かない」なんて声を掛けてもらえるまでに・・・

ちなみにその会社は完全に反社だったはずです。

そんなことばかりしていたら案の定単位を落としまくりまして・・・

学校を退学処分になりそうになり結局カミさんに救われたというお話です。

 

 

今では全くと言っていいほどギャンブルはやらなくなりました。

麻雀も競馬も20年近くゲームくらいしかやっていません。

ヤンチャな学生時代に一生分楽しんだんでしょう。

若いうちに出来ることはやっておいた方がいい!とあらためて思う今日この頃です。

 

最近末っ子が毎日携帯でゲームをしています。

しかも麻雀のゲーム!

麻雀のYouTubeまで見ていてずいぶん熱心です。

やはり私の子なんでしょうね。

いつか末っ子と雀荘に行って本格的にやってみたいと思います。