ゴルフ観戦の翌日、生まれて初めてロックフェスに行ってみました。
音楽が大好きな人間にとってロックフェスは最高のイベントです。
お目当てのアーティストだけでなく、様々なアーティストを生で観ることが出来る貴重な機会でしょうか?
今から20年以上前にフジロックに行こうと一度は考えました。
しかし、その時は予定が合わず断念せざるを得ませんでした。
そうこうしているうちに結婚し子供が生まれ、そんな場所に行くことなんて当然出来ませんし自分には縁のないものだと半ばあきらめかけていたのかもしれません。
そんな私が2月に武道館のライブに行ってきました。
最近好きになった「SHE'S」というピアノロックバンドのライブです。
偶然にもチケットが当選しまして、いい歳こいたオッサンが一人武道館に乗り込んだ話は以前も書きました。
その後SHE'Sのツイッターをフォローしてみたら次々と出演情報が飛び込んできたんです。
そのSHE'Sが今回「METROCK2022」に出演するということですぐにチケットを申し込みました。
コロナ禍ということもありチケットを見事GET!
この日を楽しみにしていましたね。
しかし!ここで問題が一つ!
ロックフェスなんていったこともない40過ぎのオッサンが果たして楽しめるのか?
そこで長男に同行してもらいました。
高校大学と軽音部で活動している長男はロックフェスの常連です。
過去には5~6回のフェスに足を運んでいます。
こんな時はお願いするのが一番でしょう。
当日朝6時!
私は着替えをして出発しようとしました。
すると長男から「そんな恰好でいくの?バカじゃない?もう少しラフで動きやすいかっこうじゃないと!」といきなりツッコまれました。
私はお気に入りのよそ行きの綺麗な服を着ていたんです。
すぐにジーンズとTシャツに着替えて家を出ました。
電車で1時間40分かけて新木場駅に到着です。
そこから会場までは徒歩で40分ほど。
無料のシャトルバスが出ていますがそのバスに乗るのに40分以上待たなければいけません。
そこで私はタクシーを呼びました。
長男がタクシーアプリを使いすぐに手配を取ってくれたんです。
タクシーで10分ほどで会場に到着です。
しかし!ここからが大変でした。
今回のフェスでは入場するまでに事前に公式アプリを登録し、その日の健康状態を入力して入場許可の画面を見せなければいけません。
その場でアプリをダウンロードして登録しようとしましたがやり方が全く分かりません。
結局長男に携帯を渡して操作してもらったのですが・・・
さらに会場前で来場者全員がスマホを一斉に操作している関係で電波が混線しています。
アプリをダウンロードするのに20分もかかってしまいました。
何とか無事に入場許可画面にたどり着き、リストバンドと引き換えることが出来たんです。
そこからは長蛇の列に並ぶこと20分!
やっと会場に入れました。
当然多くの若者がそこにはいます。
40過ぎたオッサンなんてほとんどいません。
それでもせっかく来たからには楽しまないと損でしょう。
事前にタイムテーブルを参考にプランを練っていてくれた息子にあとは全てお任せするしかありません。
会場には3つのステージが用意されています。
それぞれのステージに色々なアーティストが交互に出演するスタイルです。
各ステージは200~300メートルほど離れていて移動するのも大変です。
そこで長男は一つのステージで集中的に観る作戦を取りました。
まずはお目当ての「SHE'S」が12:30分からライブを行います。
なるべく近くで観るために11時40分から芝生の上にビニールシートを敷いてスタンバイします。
この日の気温は25℃!
日差しを遮るものは何もありませんので非常に辛かったです。
そうこうしているうちに次々と人が集まってきます。
足を伸ばすことも姿勢を簡単に変えることも出来ない状態!
ひたすら体育座りで待つだけです。
20分前になると立つように指示されました。
ビニールシートをすぐにたたみ立ち上がると・・・
後ろまでぎっしりの観客!
どんどん前に方へ押し出されて行きます。
そしていよいよSHE'Sのパフォーマンスが始まりました。
会場のボルテージは最高潮!
コロナ禍ですので大きな声は出せませんが、若い方たちは全身で音楽に酔いしれています。
私は普段から静かに聴くタイプなのですが、この日はじっとしていると逆に危ないんです。
みんなと同じように体を動かさないとぶつかってしまうんですね。
とにかく周りの動きに合わせて自分もノリノリで楽しみました。
そうこうしているうちに、30分のライブがあっという間に終わってしまい、妙な興奮と倦怠感だけが残りましたね。
それでも2階席で観た武道館ライブとは比べ物にならないくらいの至近距離で観ることが出来たので大満足でした。
ライブが終わると会場にいた人達はすぐに別の会場に移動し始めます。
しかし!息子の計画では私たちはその場に留まって次の出演者を待つようです。
同じ場所でまたしてもビニールシートを敷いて待つこと1時間!!
次の出演は今をときめくアーティスト「Vaundy」です。
名前と有名な曲くらいは知っていますがほとんど無知な状態です。
開演20分前になるとSHE'Sの時よりもさらに大勢の観客が押し寄せてきました。
10分前には入場規制がかかるほどです。
人気と注目の高さに驚きました。
パフォーマンスが始まると会場のボルテージはさらに上がります。
若干21歳の若いアーティストとは思えないほど圧巻のパフォーマンスでした。
印象に残ったのはとにかく「歌が上手い!」ということでしょう。
曲のセンスもさることながらその歌唱力にとにかく驚きましたね。
こちらもいい時間を過ごせました。
次のアーティストは「Novelbright」
「Vaundy」のライブ終了後には一気に観客が引いたのでほぼ最前列で観られました。
面白かったのはフェスの場合リハーサルも普通に観られることでしょうか?
リハーサルもしっかり見届けてこちらもお馴染みのハイトーンボイスに酔いしれることが出来ました。
演奏技術も高くて好感がもてるバンドでしたね。
締めくくりは「緑黄色社会」です。
こちらも大変人気の注目バンドでしょう!
ずっと同じ位置で待機していたのでほぼ最前列で観ることが出来ました。
SHE'S同様非常に好きなバンドでしたので私は大興奮です。
ボーカルの長屋春子の歌唱力が注目されるバンドですが、個人的にはピアノのpeppeとベースの穴見 真吾の演奏技術とアレンジ力が大好きだったりもします。
ここでも会場は大盛り上がりでした。
フェスはこの後も続いていたのですが、さすがに44歳のオッサンには夜までいられる体力はありません。
夕方5時過ぎには会場をあとにしました。
生まれて初めてのロックフェス!
40歳を超えてから体験するロックフェス!
長年の夢でもあったロックフェス!
本当にいい経験となりました。
今回参加してみて感じたことを忘れないように箇条書きにしておきましょう!
①ロックフェスは若いうちに行くべし!
②動きやすい汚れてもいい服装で参加すべし!
③手荷物は最小限にするべし!
④食事は現地調達が難しいのである程度済ませてから会場に入るべし!
⑤携帯の電波が死ぬ可能性が高いため事前に必要な情報は携帯電話に入れておくべし!
⑥スマホ決済が使えない場合もあるので現金はしっかりと持ち歩くべし!
⑦トイレに行くのも一苦労なので水分補給は最低限にすべし!
⑧帽子と座りやすい折り畳み椅子か厚みのあるレジャーシートを持っていくべし!
⑨周りの雰囲気に惑わされず自分の楽しみ方で楽しむべし!
以上人生初のロックフェスでした!
まだ身体のあちこちが痛いです。