久しぶりに尊敬するC先生とメールのやり取りをさせていただきました。
そのやり取りの中でふとこんなことを感じたんです。
世の中には「教え上手」と「教わり上手」がいると・・・
私は人にものを教えるのがあまり得意ではありません。
両親は共に教員でしたが、人に何かを教えるのは非常に苦手だと思っています。
会社では社員に色々な面で指導をしていますが、全くと言っていいほど教えたことを実行してくれません。
おそらく教え方が悪いのだと思います。
少年野球チームでも小学生に野球を教えていますが、なかなか思うように理解してもらえません。
昨年から始めたコンサルティングのお手伝いでも色々な方に指導をしていますが、果たしてお役に立てているのか?疑問です。
特に私が苦手なのは「技術」や「スキル」を教えることだと思っています。
長年培って習得した「技術」や「スキル」を上手く伝えられないのが悩みでもあります。
分かりやすい言葉や身振り手振りで一生懸命教えてるのですが、なかなか伝わりませんね。
逆に「知識」を教えるのは得意だと思っています。
子供に勉強を教えたり、世の中の出来事をわかりやすく伝えたりするのは得意です。
実際仕事でもそう感じる場面が毎日あります。
日々お客様に商品を販売していますが、そこでは商品知識を伝えます。
同時に私しか知りえないような情報も瞬時に伝えます。
お客様のほとんどは「なるほど!」と商品を購入してくれます。
「知識」は確かに伝わっているはずなんです。
しかし!その商品を素早く丁寧に正確に取付ける「技術」はスタッフに上手く伝えられていない気がします。
その証拠につまらないミスやクレームが時々起こります。
そのたびに自分の指導力の無さに落ち込んだりもするんですよね。
結論から言えば私は「教わり上手」なのでしょう。
人の話にはきちんと耳を傾けます。
どんな些細な事でも自分のスキル向上になれば!と常に思っています。
ボーカルレッスンに通っている時もC先生の指導にとにかく食らいつきました。
先生のアドバイスを何度も思い出し反復練習する日々でしたね。
昨年から始めたピアノのレッスンでも教えてもらったことはその場で何度も試してみますし、家に帰ってからもそのアドバイスを忠実に守り練習をしています。
仕事の研修でもいつも最前列で一言一句聞き逃さないように聞いていますし、メモも相当取ります。(学生時代もそうだったはず?)
おかげで指導してくださる方からのウケはいいんですよ。
そんな日々の心掛けで「知識」はどんどん増えていきます。
指導者が言ったセリフをそのまま他の誰かに伝えることだけは出来ているのでしょうね。
そんな私には「教え上手」の方が本当に羨ましく映ります。
どうしたらあんなにも的確なアドバイスができるのか?
そうしたらあんなにも真剣に聞いてもらえるのか?
どうしたら思いが上手く伝えられるのか?
何度考えてもコツがわからないものです。
これはある意味生まれ持った才能みたいなものなのでしょう。
ま~プロスポーツ選手なんかでも超一流選手が必ずしも、いいコーチや監督になれるわけでもないですしね。
なので私は色々な人からたくさんの事を教わりながらこれからも生きていくとしましょう。
お金をきちんと払い、時間をきちんと使い、自分の「技術」や「スキル」を素直に向上させていければと思います。
「教わり上手」もある意味一つの特技ということで!