この歳になってつくづく思うことがあります。
それは
誰も注意してくれない!
誰も怒ってくれない!
誰もダメ出ししてくれない!
おかげさまでそれなりに責任のある立場で日々過ごしております。
立場上「お世辞」や「社交辞令」を言われることが多いです。
「本当にいい人!」「いつも一生懸命ですね!」「本当にリーダーシップがありますね?」「いつも楽しそうで好感が持てます!」「そうしたらそんなに頑張れますか?」
「素晴らしい人ですよ本当に!」・・・
そんなお世辞を言われれば言われるほど、自己肯定感の低い私にとっては「何言ってるのこの人?」と思うばかりです。
もともと自分をあまり信用していない人間です。
中学校時代にグレてたくさんの人に迷惑を掛けました。
大学1年の時には学校へも行かず毎日遊びまくりでした。
たくさんの人に迷惑をかけてきましたし、平気で人を傷つけてもきました。
ある程度大人になってその罪悪感に襲われ、少しづつまともな人間になってきただけです。
それでもきっと根は「ダメ人間」なんだといまだに思っています。
意志が弱く、人を振り回し、自分の心の声に左右されやすいメンタルの弱さと日々必死に戦っています。
そんな私に最近こんな声を掛けてくれる方がいました。
「自分の評価を自分でしちゃだめ!人からの評価を大切にしなさい!」
人からの評価はとても大切です。
でもこの世の中で私の本当の人間性を理解してくれているのはカミさんだけでしょう。
だからどうしても人からの評価を信じられないままいたんです。
その方はこうも言ってくれました。
「その歳になってお世辞や社交辞令を言われることなんてそもそもないでしょうよ!しかも面と向かって!みんな本心でそう思っているから褒めてくれるんですよ!もっと人からの評価を受け止めて、素直になったらどうですか?」
お酒が入っていたとはいえ非常に心動かされる言葉でした。
私は会社の社長、関係各所の代表として日々自分の周りの人間を評価しています。
なかには「自分は凄い人間だ!」と過大評価をしている人間もいますが、そんな人間に対して「人からすごい人間だ!って言われてからそう思えよ・・・」なんて思ってしまうこともあります。
結論から言えば、自分はそれなりの評価をいただいている人間なのかもしれません。
もちろん自分の中に絶対的な根拠も自信も未だにありません。
しかし、本当に多くの方からそのような誉め言葉をいただいているのであれば、そろそろ自分を信じてあげてもいいのかな?なんてその人の言葉を聞いて思いました。
しかし、そのように思えば思うほど「そんな方々の信頼を裏切ってはいけない!」「期待に応えなければ!」「もっと頑張らなければ!」とプレッシャーを感じずにはいられません。
相変わらずのメンタルの弱さでしょう。
人からの評価=自分への評価
こうなれるよう、これからも日々自分を律して過ごしていこうと思った深夜2時でした。