先日久しぶりに丸一日何も予定がない休日がありました。
今年に入って初めてかもしれません。
家でゆっくり休もうと思っていたら体育会系の娘からこんなことを言われました。
「パパ暇ならどこか連れて行ってよ!」
先日めでたく20歳になった娘ですが、相変わらず体を動かすことにしか楽しみを見いだせないようです。
20歳の娘が父親と出かける目的と言えば・・・
普段は行けないようなおいしいものを食べに行く!
洋服や女子らしいオシャレなものを買ってもらう!
映画やライブなどのエンターテイメントにいく!
などが一般的なのかもしれませんが、我が娘にそんな発想はもちろんありません。
一言「山登りに行きたい!」と言われました。
この日二人で向かったのは伊勢原にある「大山」です。
神奈川県では一番有名な山でしょうか?
東京の「高尾山」茨城の「筑波山」神奈川は「大山」言われるくらい人気の山です。
朝4時に起床し向かいます。
車を走らせふもとに到着。
早朝6時に登山開始です。
大山は標高1251メートルの比較的低い山です。
別名「雨降り山」とも言われていて、この山に降った雨が神奈川県の豊かな土壌を生み出しています。
神奈川県では大昔から山岳信仰の中心となっていて「大山参り」なんて言葉もあるくらいです。
最近ではパワースポットとして人気が再燃しています。
「大山阿夫利神社」のある中腹まではケーブルカーで登ることができますが、登山者は基本的にふもとから上がります。
まず最初にルートが2つに分かれます。
「男坂」と「女坂」です。
この日はゆっくり上がりたかったので「女坂」をチョイスしました。
比較的歩きやすく整備されている登山道を娘とのんびり登っていきます。
途中に見える相模湾が非常に綺麗でした。
40分ほどで大山阿夫利神社に到着です。
ここからもルートが2つに分かれます。
急坂を一気に登るルートと見晴台があるなだらかなルートです。
いい天気でしたので見晴台のあるルートを選びました。
娘からは「え~楽な方で行くの?」と言われましたが・・・
幸い雪もなく歩きやすかったのですがところどころ霜がおりていて少しだけ滑りやすかったです。
見晴台に着くとすごくいい景色が目の前に広がりました。
朝日に照らされて本当に心が洗われます。
ほとんど休憩することなく登り続けること1時間15分!
無事山頂に到着しました。
山頂で待っているのは文句なしの絶景ですね!
山頂で一休みしていると急に体が冷えてきました。
設置されている温度計に目をやると・・・
-5℃でした。
どうりで寒いわけです。
自宅から持参したカップラーメンで体を温めます。
山で食べるカップラーメンは無条件においしいから不思議ですね。
山頂で絶景を見ながらゆっくりしたいところですが、じっとしていると体が冷えてしまうので後ろ髪をひかれる思いで下山しました。
下山は登りと反対側のルートで降ります。
結構な傾斜ですので下山のほうが注意が必要です。
翌日には義理父の手術が控えていたので大山阿夫利神社で手術の無事を祈願してきました。
ケーブルカーが動き出すこの時間になると多くの登山客が続々と上がってきます。
非常に賑やかでしたね。
午前10時、無事に車まで戻ってきました。
今回は約8キロ、4時間のライトな登山でした。
久しぶりの登山に足が少しだけ疲れましたけど、やはり気持ちがいいものですね。
そのまま家に帰ろうと思ったのですがここでも娘のわがままが発動します。
「お風呂に入って帰りたい!」
そこで急遽予定を変更し「七沢温泉」に浸かってきました。
神奈川県では有名な温泉でしょうか?
アルカリ性の肌にまとわりつく温泉は冷えて疲れた身体には最高ですね。
娘も大満足で帰宅しました。
翌日関東地方で雪が降りました。
おそらく大山を含め丹沢山系は雪に覆われていることでしょう。
雪山はやらないので登山は暖かくなるまでしばらくお預けですね。
夜にはソフトバレーの練習にも参加しました。
娘は元気いっぱい楽しんでいましたが、40を過ぎた私にはかなりハードな一日でしたね。
体中が痛いです。
でもこうして元気に一日動き回れるという事は健康な証拠でしょう。
親からもらった丈夫な体にも感謝しつつこれからもアクティブに生活したいものです。