業務終了

今年の営業が全て終了しました。

12月はここ数年で一番の売り上げを記録しまして、とにかく大忙しでしたね。

それでも昨年より従業員が増えたことと、新しい従業員が少しづつですが仕事が出来るようになってきたので私の負担自体は昨年に比べれば軽かったと思います。

昨年末はスタッフ2名減でしたので通常の3倍の仕事をしなければいけませんでした。

コロナの事もあり仕事量としては例年よりも少なかったのですが、ほとんど休みなく働かざるを得なかったので1ヶ月で7キロも体重が落ちました。

今年は3キロ減ですみましたかね?

それでも毎日朝から晩まで休みなく働いた印象だけ残っています。

でも、毎日多くのお客様に来ていただくと疲れよりも嬉しさの方が大きくなってテンションが上がるんです。

この業界に入って20年余り・・・

根っからの商売人になれたかな?と思えるような繁忙期でした。

 

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ただ、忙しく仕事をしていて気が付いたこともありました。

それは自分という人間が凡人だという事です。

以前も書きましたが基本的に自己肯定感がゼロです。

昔から頭がいいと思ったことも仕事ができると思ったこともありません。

ただ、いろいろな事を経験し多くの失敗をしてきたことだけは覚えていて、それを頼りに日々仕事をしているだけの人間です。

この世の中には本当に頭が良くて仕事のできる人たちが大勢います。

そんな方々に多く会ってきました。

どうしたらそんな人間になれるのか?

どうしたら効率よく仕事ができるのか?

どうしたら人間として立派になれるのか?

日々考えながら生きていますが、やはりそんな方々の足元にも及ばないと気づかされる毎日です。

でも凡人には凡人なりの生き方があることも理解しています。

頭も良くないですし、器用でもありません。

人間としても未熟です。

そんな私にできることはただひたすらに自分のできる目の前の事を、真剣に一生懸命やることだけです。

何のとりえのない人間が努力を怠り、手を抜き、自分を甘やかしたら本当にダメ人間になってしまいます。

才能も取り柄もない人間はこうやって日々生きていくしかないのだと思います。

もちろん若い頃は「俺だっていつかはビックに!」「将来はお金持ちになる!」なんて理想だけは大きく掲げていましたが、そんなに世の中甘くありませんね。

 

この年末にすごく仕事で成功を収めている人と会食をしました。

話し方、考え方、しぐさ、人間としての器・・・

どれをとっても自分には全くないものを持っていました。

その方に言われた一言が今年一番印象に残っています。

「自分の実力を早い段階で理解した人間は確実にそのフィールドで活躍できる!自分に何が出来て何が出来ないのかをしっかり理解していればビジネスは必ず上手くいく!君も理解しているはずです!だからきっと大丈夫!」

夢や理想を語ることは大切です。

でもそれを実現させるには自分の能力をしっかり理解したうえで的確なアプローチと努力がなければ叶いません。

よく口に出すと夢は叶う!なんて言いますが、それなら世の中の人間が全員夢を叶えているはずです。

正しい努力と己をしっかりと知ることこそが成功への鍵なのでしょう。

繁忙期を終えた今、冷静になってみてつくづく思いますね。

 

おそらく来年も私は変わらずがむしゃらに仕事をします。

人よりも無駄に非効率的に働くことと思います。

それが凡人の私にできる唯一の事だから!

体だけは大事にしようと思った年末でした。