暑いと機嫌が悪くなる人は良くいますが、私は反対側の人間です。
寒いと本当に機嫌が悪くなるんです。
1月生まれ、両親の出身地も父が長野、母が青森です。
なのに昔から寒さにめっぽう弱いんです。
父の影響で物心ついた時からウィンタースポーツをやらされました。
毎年冬になると必ずスキー場に連れていかれてしごかれたものです。
おかげで10歳くらいで上級者コースを問題なく滑れるようにはなりました。
数年前までは私も家族でよくスキーに出かけたものです。
叔父がアイスホッケーの選手だったこともあり、スケートもガチでやらされました。
たまたま近所にスケートリンクがあったものですから、週に2~3度は連れていた記憶があります。
父が熱心に指導してくれたのはスピードスケート!
小学校に入ってすぐにスクールに入れさせられ、刃の長いスケート靴を履いて日々練習をしていました。
そんな父の熱心なウィンタースポーツ熱とは裏腹に、寒いのが苦手な自分には苦痛の日々だったかもしれません。
もちろん楽しい思い出もたくさんありますが・・・
今思い返してみても一番苦痛だったのは、小学校1年生から高校2年までやっていた剣道でしょう。
私は東京の多摩地区出身です。
東京とは言えこの地域は非常に寒い場所でもあります。
神奈川に移り住んだ時、あまりの暖かさに驚いたくらいですから・・・
真冬の剣道はとにかく寒いです。
着用するのは基本的に道着1枚。
あまり知らない方が多いと思いますが、パンツは履かないのが伝統的なルールです。
もちろん肌着も着ません。
体育館や道場の冷たい木の板の上で裸足で行う競技です。
寒いのが苦手な私には毎回拷問のような時間でした。
動けば体が温まる!
大きな声を出せば寒さは感じない!
精神集中していれば問題ない!
と恩師は常々大きな声で言っていましたが、ハッキリ言って寒いものは寒いんです。
よく「おまえは気合が足りない!」と竹刀で叩かれましたが体質的な問題なのでどうにもこうにもならないんですよね。
思い出しただけで具合が悪くなるほど嫌な思い出です。
私の寒がりの原因は体脂肪率の低さと代謝の悪さにあるんだと思います。
高校生に入った時くらいでしょうか?
「体脂肪率」なんて数字が市民権を得ました。
当時、きちんとした機械で測定したわけではありませんが、体脂肪率は7%でした。
中年になった今でも10%を超えることはありません。
おそらく脂肪が付きにくい体質なのでしょう。
さらに厄介なのが汗をあまりかかないんです。
運動していても汗をダラダラかくことなんて昔からありません。
激しい運動をしても1時間くらい動き続けないと汗が出てこないんです。
サウナに入っても汗が出てくるのはいつも15分を過ぎた頃ですかね。
緊張した状態だと手汗や冷汗はすぐに出るんですけど・・・
仕事柄基本的に外で体を動かすことが多いです。
夏は暑く、冬は寒い典型的なガテン系というやつでしょう。
汗をあまりかかない私にとって夏場の仕事は全くきつくありません。
暑くてイライラしているスタッフが大勢いますが、私は真顔で仕事が出来ます。
逆に冬は地獄です。
寒くてイライラしていることが多いですかね?
ちなみに冬場はヒートテック&極暖&トレーナー&制服の防寒ジャンパーを重ね着して何とかしのいでおります。
そんなに着込んで寒くないの?と毎回聞かれますが、それでも寒いんです。
しかし商売柄冬は寒くなってくれないと困ります。
苦手な寒さに耐えながら今年も仕事を頑張るしかありませんね。