「40歳を過ぎたらとにかく清潔感!」
誰に言われた言葉か忘れましたが最近すごく意識しています。
30代まではそんなこと全く気にせず過ごしていました。
部屋着なのかパジャマなのか?わからないようなスエットやジャージで平気で買い物に出かけていましたし、床屋も2~3か月に1回程度でした。
もともとファッションに興味がないこともあり、服を買う事なんてほぼなかったので、いつもボロボロの洋服を着ていたものです。
靴もだいたいサンダルです。
そんな恰好で大型ショッピングモールやテーマパークに平気で出かけていました。
意識が変わったのは長男が高校生になった頃でしょうか?
長男もまた服や髪形に無頓着でした。
しかし高校生になると急にオシャレに目覚めます。
流行りのファッションや髪形をするようになりました。
月に一度は新しい洋服を買ってきます。
そして部屋にはどんどんいらない洋服が溜まっていくのです。
捨てるのも勿体ないのでその洋服を私が着るようになりました。
背丈が近いのでサイズも問題なかったんですね。
そんな息子のおさがりを着るようになったら周りの私を見る目が急に変わりました。
特によくいく飲み屋さんのママからは「どうしたの?素敵じゃん!」なんて言われ始めます。
また、友人からも「似合うじゃん!いつもダサいかっこうしてたからいつか言おうと思ってたんだけど・・・」とまで言われました。
よほど以前の恰好がみすぼらしかったのでしょう。
極めつけはうちの若い従業員です。
とにかく生意気で私にいちいち余計なことを言ってくるヤツです。
そいつが「もう少しいいかっこう出来ないんですか?マジでダサいですよ!」なんて言うものだから余計に腹が立ってきます。
カミさんにも「俺ってそんなにダサいかな?」と聞いたところ「今まで気が付かなかったの?一緒に歩きたくないわ!」と追い打ちをかけられました。
確かに他人のファッションセンスなんて誰も注意してくれません。
誰にも指摘されなかった40年間を振り返り恥ずかしさすら感じました。
その後は息子と洋服を一緒に買いに行くようになりました。
息子のおさがりではなく、40のオッサンが着ても恥ずかしくない服を自ら買うように。
洋服に気を使うようになると今度は頭です。
もともとクリクリのくせが強い髪質なので短髪にしました。
うぶ毛や髭もキレイに剃りました。
眉毛も整えました。
今では月に2回は床屋に行くほど気にしています。
そんな変身を遂げると、周囲の方々の反応が大きく変わるものです。
今まで仲良かった人はもちろん、初めて会う方にも好感を持ってもらえるようになりました。
急に人脈も増えた印象です。
仕事でも大きな変化がありました。
お客様からの指名が急に増えたんです。
身だしなみを少し変えただけでこんなにも変化があるものか?と驚きますね。
そんな変化を感じはじめた時に言われた言葉が「40歳を過ぎたらとにかく清潔感!」でした。
確かに自分が若い時、満員電車の中で疲れた顔をしている中年オヤジに嫌悪感を抱いたものです。
加齢臭や油ギッシュな顔、そして薄くなり始めた頭、しわくちゃのスーツ、無駄に伸びた眉毛や襟足・・・
こんな大人にはならないようにしよう!と思っていたものです。
しかし、気がついたら自分もそんな大人になっていたんでしょう。
第3者からの指摘は本当に大切ですね。
今はとにかく清潔感を大切にしています。
加齢臭にも気を使いそれなりのシャンプーやボディーソープを使うようになりました。
また、口臭にも非常に気を使います。
朝晩のリステリンは欠かしません。
もちろん体型にも気を使います。
30歳くらいまでは腹筋がきちんと割れていました。
シックスパックというやつです。
しかし徐々にお腹が出てきて体重も無条件に増えてきました。
そこで筋トレと食事制限を始めました。
今ではシックスパックを少しづづですが取り戻しつつあります。
日々の運動と合わせて何とか理想的な体重を維持しているところです。
カミさんも私の急激な意識変化に驚いていました。
すると今度はよからぬ疑いを持たれます。
「こいつ!よそで女でも作ったんか?」
子供たちにもそんな話をするものですから家族からは疑いの目で見られるものです。
しかし、残念ながら浮いた話なんて全くありません。
一度くらい綺麗な人から「かっこいい!」と言われてみたいものですが・・・
これからも清潔感を大切に歳を重ねていこうと思います。