負けるべくして負ける!
そんな試合でした。
久しぶりにハマスタに野球観戦に行きました。
新型コロナによる緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置の影響で、昨年からプロ野球を気軽に観戦することは出来なくなりました。
超満員のスタジアムで大歓声の中、ビールを片手に応援できたあの頃が懐かしくも感じます。
今年も観客の人数を制限しての試合が続いています。
さらにアルコール類の販売や持ち込みも今はできません。
全員がマスクを着用し、大声をあげた応援も禁止です。
座席も前後左右の間隔がきちんと取られていて違和感しかありません。
それでも野球好きには良いこともあります。
歓声がないので球場内には選手の声や一つ一つのプレーの音がしっかりと聞こえます。
グローブでボールをキャッチする音。
ボールがバットに当たる音。
審判のコール。
選手たちの気合の入った声。
満員のスタジアムでは聞くことが出来なかった音ばかりです。
野球の楽しみ方としてはこちらが正解なのかもしれませんが、やはりエンターテイメントだと考えると盛り上がりに欠けるのは寂しいものです。
そんな状況下で今シーズン2回目のハマスタ観戦に行きました。
席もバックネット裏の良席をGETしまして久しぶりにワクワクしながらの観戦です。
三浦監督に代わり新体制で臨んだ今シーズン。
ベイスターズは相変わらず勝ちきれない試合が続いています。
ベンチの采配や選手同士の連携が上手くいっていないような印象です。
新チームではよくあることですが、自分が草野球を始めた分、余計に今まで見えなかったダメな部分が見えてくるものです。
今日の試合も残念の一言に尽きるものでした。
横浜DeNAベイスターズ vs 東京ヤクルトスワローズ 19回戦
先発の大貫は調子が良かったのか?非常に良いピッチングでした。
ストレートと変化球の緩急の使い分けが絶妙で長打はほとんど打たれていません。
そんな大貫を援護したい打線ですが、伊藤光のタイムリーで1点を挙げるのが精一杯です。
相手ピッチャーの小川はフォアボールが多くランナーを背負うも要所要所でアウトコースへの絶妙なコントロールで再三のピンチを切り抜けます。
当初は乱打戦を予想していましたが、まさかの投手戦となります。
ベイスターズはノーアウト1・2塁のチャンスを2度も作りました。
しかし、送りバントはおろか進塁打も打てず、2つの場面ともダブルプレー。
さらに失点の場面。
ライト方向に上がったフライをセカンドの牧が25メートルほど走り取りに行ってしまいます。
ハマスタ特有の風が吹いていたとは言え、完全にライトのオースティンの守備範囲!!
二人は交錯しかけて落球。失点してしまいます。
記録はヒットでしたがあれは完全にエラーと言えます。
その後もベイスターズは再三のチャンスを作ります。
ランナーを1塁においた場面では3人の代走を送っています。
盗塁を仕掛けるチャンスはいくらでもありました。
ただ、ベンチからの積極的なサインがなかったのか?代走がホームへ帰ってくることはありませんでしたね。
そして9回の表の守備です。
何でもない送りバントをピッチャーのエスコバーと捕手の伊藤光がお見合いをしてしまい、アウトを1つ取り損ねてしまいました。
結果的にこのプレーから失点し勝ち越されゲームセット!
完全に自滅したベイスターズでしたね。
負けるべくして負けたという事です。
今までプロ野球、高校野球、息子の試合も含めると500試合以上は生で観戦してきました。
そしてやはりプロ野球に限らずミスをした方が負ける試合を何度も見ました。
名将野村監督の言葉に「勝ちに不思議の勝ちあり!負けに不思議の負けなし!」というのがありますがまさにその通りだといつも思います。
タラレバの話と言われればそれまでですが、やはり真剣勝負の世界はミスが命取りです。
記録に残るエラーだけでなく、細かいミスが多いチームはやはり強くはならないものです。
仕事でも同じとが言えます。
完璧に仕事をこなすことは無理かもしれませんが、業績が悪い時は必ずミスが多くあるものです。
時にミスは顧客の信頼を失うだけでなく仲間の信頼も失います。
取り返しのつくミスでもそのことが原因で物事が上手く回らなくなったり、余計な時間や手間が増え、日々の業務に支障をきたします。
だから1つのミスも起こさないよう緊張感をもって仕事をしているはずです。
しかし、どんなに一生懸命かつ丁寧に仕事をしていてもミスは起きます。
良い時もあれば悪い時もあるのが人生です。
そんな時大切なことは全力で反省することです。
そしてそのミスをきちんと脳内に記憶として留めておくことです。
その作業を怠ると同じミスを必ず起こします。
一度犯したミスは二度と起こさない!という強い覚悟が何よりも大切なんでしょう。
私も偉そうに言える人間ではありません。
これまで数多くのミスをしてきました。
書き起こしたら10万字は超えそうです。
しかし、それらのミスは全て鮮明に覚えています。
あの時に味わった悔しさや申し訳なさも情け無さも全て覚えています。
だから同じミスをすればどうなるか?どのような気持ちになるのか?よく理解しているつもりです。
昔から記憶力だけは人一倍いいので、こんなところで役に立っています。
こんなつまらないことを考えながらいつもプロ野球を見ている自分は本当に面倒くさい人間なんでしょう。
それでも学ぶことが多くあるのであれば、ビール片手の野球観戦も悪くはありません。